Steve Gadd!!
なんと今週月曜日から水曜日まで
ブルーノート東京に来てます。
ボブ・ジェームスのクインテットでの
来日公演
昨日は初日の1stにふらっと
観に行って来ました
10年ぶりくらいに観たけど
演奏もセッティングもずっと変わらず
全てが素晴らしかったです
初日の1stというのはみんなほぼ初見で
楽譜を見ながら演奏をするので
独特の緊張感とそのミュージシャンの
素性が見られるのでとても面白いんです
この日もガッドは譜面台を3台も
ガッツリ並べて演奏してました
ドラマーの場合
キメや曲のメロディー、進行以外では
楽譜は特に必要としません
メインのグルーヴやフィルなどは
ほとんどが即興です
この日のガッドも各曲のグルーヴを
探り探りの演奏で、曲中でグルーヴも
しょっちゅう変えてました
失敗も沢山してたし
ソロセクションのバックアップで
盛り上がったり、盛り上がらなかったり
エンディングでお客さん全員が
冷や冷やする程、危なっかしい瞬間も
ありました
でも、これがいいんです!!
ガッドだけに限らず
メンバー全員が限界を超えて
演奏をしようという姿勢があるから
失敗も起きるわけなんです
これが一流の音楽家の証
こういう過程を経ての最終日は
きっと物凄い演奏になっている事でしょう
ガッドの演奏は本当に柔らかくて
体の動きやスティックの握り方
音の出し方、全てがふわっとしていて
いつ観ても勉強になります
ダイナミクスの幅もppからffまで
相変わらず広くて強烈でした
まだ残り二日間
10月17日にビルボードにも来ますが
時間に余裕のある方は是非、生のガッド
観に行ってみてください
料理と一緒で
やはりいいものをたくさん体感する事が
一番の勉強になるんですね。
