チェンジアップ | Bally Popo

Bally Popo

ドラマー、音楽家
絵も描いてます

・オリジナルLINE スタンプ「親父がいっぱい」絶賛販売中!!

・オリジナルブランド
「バリーポポ」の名前でイラストを描いてます。

photo:01


「チェンジアップ」について

チェンジアップという練習法は
決して速さを追求する練習ではなく
音符の距離感、間を体で覚えるための
練習です

もちろん、間というからには
オフビートを鍛える意味でも
とても重要な練習

本来のチェンジアップは
レッスンでやった通り

4分音符→2拍3連→8分音符→2拍5連
→3連符→2拍7連→16分音符…

といった具合に
徐々にアクセルを踏んで行くような
感じでリズムが増えて行きます

要は2拍に打つ打数が小節毎に
一打ずつ増えていくというのが
チェンジアップのルール

昔は私自身
2拍5連とか2拍7連なんていうのは
実践でもほとんど使わないし
練習をする必要はないと思ってましたが

実はこのリズム
オフビートを鍛えるのに
とても重要だったんですね

2拍5連や2拍7連は特に
8分音符、16分音符系のリズムと
3連符系のリズムの中間を行くような
とても感覚的なリズム

アフリカのリズムやブラジルのリズム
レゲエにしたってそうだし

8分音符とも言えない
3連符とも言えないような
リズムには言葉と一緒で「訛り」
というのがあるわけです

訛りはオフビートをしっかり
体で覚えていないと叩けません

オフビートの幅はとても広くて
たとえば実音が8分音符なら
オフビートは8分音符の裏
16分音符の裏だけとは限らない

もっと感覚的にコントロール出来る
オフビートというのがあるという事です

たとえば
2拍5連なら8分音符と3連符の間
8分音符程遅くないし、3連符ほど
早くもない感じ

2拍7連なら3連符ほど遅くはないが
16分音符ほど早くもない感じ

この感覚が訛りを表現する
オフビートの深さにも繋がってくる
というわけです

話、難しい?

例えばマイケル・ジャクソンなんか
踊りの中でよくやっています

8分音符と3連符の中間みたいに
浮遊したようなリズムを表現するような
ダンス

もちろん頭で考えて
今2拍5連の感覚で!とやってはいないと
思いますが

感覚的に8分音符、3連符、16分音符
以上に深くリズムを捉えてる事は
確かです

チェンジアップは機械的に正確に
リズムを刻む為の練習ではなく

より深く
リズムを言語のように
自然に扱えるようにする為の練習
といった方が正確かもしれせん

カクカクしたロボットダンスを
踊る為の練習ではなく

滑らかに手足を動かし
より繊細な動きで踊る為の練習

こう言ったら
わかりやすいでしょうか?

ちなみに
2拍5連は実際5文字の言葉に当てはめて
「ドラえもん」と唱えながら練習すると
いいでしょう

2拍7連の言葉は只今募集中

ある生徒さんは
苗字と合わせて7文字である旦那さんの
名前を連呼しながら7連符を練習してました

なかなか愛があっていいですね

私の名前も「ヒロハラワタル」と
7文字なので使って頂いて結構ですよ

先生の名前を連呼しながらというのも
ちょっと荒手の宗教団体みたいで
少し不気味といえば不気味ですが…

まあ、長々と書きましたが
チェンジアップというのはこういう事
とても重要な練習だということです

みなさん、
リズムを言語のように操れるように
チェンジアップを頑張って
練習して下さいね!!

それでは、また!!