わたしは祭壇を持っています。
今は4つですが少し前まで5つのバンドのFCに入っていて
彼らのグッズなんかをもりもりみっちり積んでいます。
おじさんたちの顔やバンド名やライブロゴがラベルになってるペットボトルの水なんかもあるので
お供え感があって、我ながらとても祭壇です。
そんな祭壇の1番奥には額縁に入ったA1サイズのポスターがあり
おじさんたちの顔と、それぞれの直筆サインが。
よくある応募者の中から抽選でプレゼント~ってやつではなく
自分の目の前で書いてもらったサインで、ついでに握手までしてくれるという
とんでもないイベントがあったのです。
それまで大手(?)のバンドばかり追っかけてたのでこの世にこんなイベントが…と衝撃でした。
で、ふとこのときの幸せな記憶に浸りたいなと思って、当時のツイッターを探してみたのですね。
初回の大阪は緊張のあまり正気ではなくて、
それがあまりにももったいないことをしたなと後悔したので
(整理番号も1番だったのに緊張しすぎて会場に近づくのが怖くて最後のほうに入場した)
2回目の京都では、大阪で参加したライブがとっても素敵だったことをどうしても伝えたくて
お話しする練習、を自分なりにやって(笑)臨みました。
ギタリストとベーシストとドラマーがどんな風に握手してくれたか
そしてボーカルにぶるぶる震えながらライブが楽しかったことを伝えると
なんと会話してくれたことなんかも書かれていて、あーそうだったなあ~…と。
わたしのオタ活ってかなり恵まれてるなあとあらためて思います。
いつだって幸せですもん。

…という表現は語弊があるかもしれないですけれど。




宙組の感想を、どんな風に書こうかなとふと考えたタイミングがあります。
自分が後で読み返す用の感想なのにどうしてこんなことを考えたのか考えると
読んでくださる方がいるブログという形で残しているからだな、と。
読んでくださる方がいる以上、いくら自分のためのメモとはいえ
やはり最低限守らなければならないポイント…?ライン…?みたいなものがあるわけで
宙組公演に関しては通常の公演以上にいろいろな考えがあるだろうなと思うので
たぶんそのあたりを、ふまえてだろうなと思います。

(ツイッターは完全に自分用メモなのでなにも気にせずなにについても書きたい放題)
で、そもそも何故、公開のブログにする必要もないのにこの形でやっているのか考えると
読んでもらう努力もしてない、わりと気持ち悪めなブログを、
なにかをきっかけにここにたどりついて、そして読んでくださるまったく知らないどなたかがいる、ということが
なんだかおもしろいと思っているからかな、と。
もちろんブログのほうが後から自分の感想探すときにわかりやすいというのが前提で。
(7年前の開催時期うろ覚えのサイン会の感想をツイッターで探すのとても手間だった…)

なのでわたしもさまざまな『お気持ち』はあるのですが
公開しているブログを選んだ以上はそれは書き残さずに自分の気持ちだけで終わらせることにしていて
そもそも自分のスタンスとしては、情報にしろ公演にしろ
『宝塚歌劇団から提供されたものを受け取るだけ』という感じです。
なのでたとえば、なんというか、事件について
『きっとこうだったんだろう』『こういうことが起こったにちがいない』
みたいなことは自分の中に可能性としても存在させないし、
(事件より前のさまざまな報道に関しても同じく)
それがよいかわるいかはどうでもよくて、ただそうすること選んだというだけのことなので
公演も公演で、上演されるのなら見に行くし、舞台に見えるものを見る、
ただそれだけでいます。

5月6月の感想まだ書きかけばっかりのがありつつ、宙組の感想も書き始めているのですが
特になにも意識しないで書き始めると、結局いつものテンションで
つまりわりと気持ち悪めな感想で、9割がたこってぃがかわいいことしか書いてないし
あとはポイントポイントで好きだな、素敵だな、萌えるな、と感じたことのメモです。
もしかしたらわたしが素敵だなと思ったジェンヌさんを素敵だったと書き残すことを
こころよく思わない方の目にこのブログがとまることもあるかもしれなくて
たぶん最初にどんな風に感想を書こうかな、と自分がふと考えたのは
おそらくそういうことを想定したのだろうなと思います。

先に書いたとおり公開のブログに書く以上、配慮というかなんというか
そういうものは必要だとは思っておりますが
でもわたしは宙組公演を楽しんでいるし
宙組を素敵だと思っているし
そこはもうどうしようもないし
まーそんなことを言いはじめるとそもそもこんな記事を書くこと自体、意味も必要もないのですけれども
たぶんなにかは書き残しておこうと思って、書き始めたのかなーと思います。


本日千秋楽を終えて、あっというまの公演期間でした。
幸いにも序盤・中盤・終盤とバランスよく観劇することができまして
舞台上の空気感の変化みたいなのも感じながら、単純に宙組公演をたのしみ
こってぃを凝視する日々でした。