３月３０日(土) 13:00
２階１２列 下手側
ついに来たれいこちゃんの退団公演でした。
前週まで花組さんに行っていたこともあってか、気がついたら、あっ初日か…という感じでした。
その間の平日には宙組さんのことがあったのも大きいかもしれません。
情緒がいそがしい１週間でした。
感想を書き始めた今は週が明けた月曜日でして
もうこの半年間ずっとそうではあるのですが
あらためて宙組さんについて考えているせいか、自分自身はたぶん『元気がない状態』かなあと思うのですが
観劇自体は全力で見て、楽しんできました。
…が、
お芝居のほうは正直なところピークはプロローグでみんなで踊ってるところかな…
見終わった後は、…いやぁ～はっはー…、って、感じ(?)でした。
退団公演として全然満足できなぁあい…
麗泉里ちゃんだけ満足できた…
退団とか関係なく、いい！！！かっこいい！！！ってなったのは瑠音くんです。
瑠音くん自体がめちゃくちゃかっこよかった！し、ザンダーのお芝居もおもしろかわいく、ちゃんとかっこよくもあり。
れいこちゃんユリウスも悪くはなかった…けど、でもこれで満足はちょっとできないかなあ…
物語としてはわりと好きな部類かな、とは思うのですが
なにかいまいち宝塚大劇場とはマッチしていない印象というか、なんというか？
というところまで書いて放置したまま１ヵ月ほどたってしまいました。
記憶もかなり薄れてしまったし、感情も観劇当時とはだいぶ違ってしまったのですが
ぼちぼち思い出しながら書いていこうと思います。
開演ブザーの時点で、観劇できるって幸せだなあってなにかを噛みしめて泣いたりとかしたのは覚えています。
まず音楽はけっこう好き、でした。
バロンの末裔とかブエノスアイレスの風とかみたいに大好き！買う！とまではいかないのですが
正塚先生の音楽は、派手ではないけどなんか心にじわ～っとくることが多いというか好みのタイプが多いなと思います。
れいこちゃんの歌声とも合ってたと思うし、素直に好きなポイントです。
あとは終わり方がまさかの客席方向に歩いてきて幕、だったので
最後までれいこちゃんの影が見えているのもなんかちょっとぐっときました。
お衣装もけっこう好きです。
でもお衣装によってはれいこちゃんのスタイルが悪く見える…ときがあるような気がするようなしないような。
…と、いうあたりが好きなポイントかなあと思うのですが
笑わせにきてるんだろうな、という箇所が上滑っているように感じてしまって
そのわりにそういう箇所が多くて、ちょっと疲れたかなあとも思います。
正直に言うとそんなに面白くなかった。
おじさんとカノジョのやりとりも長くて多いし…凛城さんは二人だけの戦場でのシュールな笑いがとても面白かったけど
今回はあまり、なんというか、「はい笑わせにいきますよ」感があるというか…？
姉弟のほうもあそこまでされちゃうとちょっとめんどくさく感じてしまって
（姉が突然どもるのは一体なんの意味がある設定…？）
それ以外の細かいやりとりも、なんだかいまいち面白くは感じられませんでした。
空城ゆうくんやせなくんの出番も後から「あ、あれが最後だったんだ？」という感じでしたし
別にどれも不満というほどでもないので、マイナスに感じることはないけどプラスにも働かない、というか
でもそれでいうと好きな部分についても特にこの作品に対するプラス要素にはならなくて
総合するとほんとになんというか、嫌いではないけど、としか言いようがないというか…
お芝居がそんな感じでしたので、ショーまじで頼むぞ！とわりと真剣に思いながらのぞんだショー、は、
あ、成仏しまくる…
なかなか来なくて、退団者餞別シーンもしかしてない？うそ？うそでしょ？と震えてたら
終盤で特大の場面があって震えました。
あ、あ、ありがとうううう
今回わりとせなくんがずっとにこにこきらきらしていて、それだけでもかなり成仏できるのですが
（DEEP SEAが表情いまいちだったので少しみがまえていた）
みんなで歌いながら銀橋…！
みんな素敵！
れいこちゃんの退団ショーとしても個人的にはとても満足で
れいこちゃんのビジュアルも個人的には最高に満足で
さあ存分にかっこいいって言っていいわよ！！！
って感じでとてもとても満足でした。
正直なところトップさんになられてからはじめてのことでした。
どのシーンもかっこよかったけど、お顔が１番好きなのは仮面舞踏会。
その髪型だいすき…！
雪⇒月の場面はもはや圧巻で、もうちょっとれいこちゃん以外ももうちょっと髪型と衣装もうちょっとなんかなかったのか…？という気もしなくもないですが
でももうあそこはひたすられいこちゃんを凝視する場面でした。
とはいえ海ちゃんのソロでの歌がこの髪型と衣装でのタイミングになってしまったのはちょっと微妙かなあ…
とてもねずみ色…
（ルサンクでも海ちゃんこの衣装の写真なのはどういうこと…でも思ったよりねずみ色ではない？）
そして毎年のことではありますが、初舞台生ロケットはなんて素敵なのでしょう。
みんな本当にかわいくって、親戚でも知り合いでもないけど、見るたびに泣いてしまいます。