先日の、児童支援のときのお話です。
昼の申し送りのときに、
「冬先生、午後に来る4才のゆうくん。(仮)
体が小さくて、ほかの体格のいい子に押されて倒れたりしないよう、マンツーでみてください」
と言われました。
「はい。わかりました」
と返事をしましたが、まだ会ったことのないお子さんだったので、頚椎に問題があったり、骨がもろい子なのかな?と思ってました。
ゆうくんが来てみたら…
納得がいきました。
ダウン症のお子さんでした![]()
ダウン症は、染色体異常により起こる障がい。
発達がゆっくりだったり、知的障害や、心疾患の障がいを伴うことも多いです。
ゆうくんは、お迎えの車でお昼寝をしていたのか、添乗の先生に抱っこされて来たので、そのまま抱っこで受け取りました。
首元に伸ばされる、屈託のない小さな手。
私に抱きついて胸に顔を預け、
「ねんね…」と呟きました。
か、かわいい![]()
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しばらく動き出せるまで、そのまま抱っこ。
なんて可愛い子なんだ…![]()
様子を見に来た先輩職員さんが、
「ゆうくん、眠そうだね(笑)」
と。
「ダウン症のお子さんなんですね」
と返事をすると、
「うん、可愛いよ
」
だって。やっぱりほかの先生方も思ってるんだ。
目が覚めたところで、療育タイム。
この日は「ねんどで遊ぼう
」
手の感触を楽しんで、色を混ぜたり形を作ったり、発想を広げていくのが目的です。
(ちなみに、午前中いっぱいかけて、小麦ねんどを山ほど作りましたw)
一緒にねんどを触りながら、アンパンマンを作って見せる。すると、
お耳も作って!と、ジェスチャーで伝えてくる。
確かにアンパンマン、お耳ないなぁ(笑)と、お耳をくっつけてあげる。
今度は
まゆげ!と。自分の眉毛を触って伝えてくれる。
いろいろ教えてくれるのが嬉しい![]()
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眺めていた先輩職員さんが、「冬先生は遊ぶの上手ですね!」と![]()
一日過ごして…オムツを変えて帰るお支度の時間。ほかの先生にトイレを促されても、私に抱きついてくる![]()
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「じゃあ冬先生に、トイレに連れてってもらおうね」と促され、ゆうくんのオムツ替え![]()
帰る車に乗せようとすると、
「しぇんしぇー!」とゆうくん。
先生が隣に乗って!と、イスを叩いてアピールする。
「冬先生は今日は乗らないんだ。また次来たとき、一緒に遊ぼうね!」と伝え、名残惜しく車のドアを閉める。
ふわぁぁぁぁ
天使降臨![]()
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心がほんわかしました。
もちろん、障がいを持っているお子さん。
親御さんの心配、これからゆうくんを待ち受けるたくさんの出来事。
楽しいことばかりじゃないと思います。
でも、彼等が朗らかに過ごせる場所を作る…
それが、児童支援のお仕事。
行動援護の仕事も、児童支援の仕事も、
どちらもやりがい…というか、学びがあって。
どっちがどうとか選べません…![]()