オンライン研修、二日間終わりましたー
受講者、15人どころじゃなかった。30人以上いました。
ドアを勝手に開けて入ってきた猫が、画面を横切って「おっとーー(汗」
となったことはありましたが、無事終了し、修了証も即日発行してもらいました
最後の項目は、「障害を持つ方への虐待について」。
「虐待」って書くと、身体的虐待や、ネグレクト、言葉での虐待などを思い浮かばれるかもしれませんが…
「◯◯ちゃん」
と呼んだだけで、「虐待」になるんです。
支援員と、障害を持つ人の関係は、
お客様でもなく、
先生と生徒でもなく、
横に寄り添う立場、同等の存在でなくてはならないから。
はじめにこの話を読んだときは、とても驚きました。愛情をこめて、親近感を持って呼んでいるつもりの人だっているからです。
でも、◯◯さん、が◯◯ちゃん、になったとき、そこには無意識の上下関係が生まれる。
子供扱いすることになるんです。
このことは、正職員になるときに受けた研修で、とても衝撃を受けたことなので、よく覚えています。
当時の周りのパートさんにも、共有しました。
とても大事なことだなぁ、と思って。
何かを「してあげる」立場ではなく、
その人がその人らしく生きられるよう、
人生に寄り添う。それが支援員の仕事。
二日目の講師の方は、若い男性でした。
最後に「何か質問のある方、いますか?」
と聞かれて、思うところがあり、手をあげてこの話題を出しました。
私が先日辞めた小さな事業所では、ドライバーさんや、作業の手伝いに来てくれている方が「くん呼び」「ちゃん呼び」、ひどいときはあだ名で呼んだとしても、
「支援員じゃないから」という理由で、施設長が(私と折り合いの悪いw)注意をしないでいたのです…。
支援員ではなくても、その人に関わるという意味では遵守すべきことだと思ってます。
実際、その方たちは子供扱いしてはからかったりしていましたから…。
もちろん詳しくは話しませんでしたが、講師の方にこの件の遵守についてどうお思いですか?
と質問しました。
それは、この講義を受けているほかの方々にも、考え直して欲しい大切なことだったから、です。
すると、
「その考えは立派だけど、なかなか実際の現場では難しいんじゃないですかねぇー。愛称もあるし」
は?
「まあ、僕、敬称のプロじゃないんで、よくわからないですけど(笑)」
はぁぁぁ?
敬称のプロ、どこにいるんか??
福祉のプロじゃないんですか???
もう終わりの時間だったので、「はぁ、ありがとうございます」
と伝えて終わりにしましたが…
講師として、あるまじき発言
メールで、クレームを入れました(笑)
虐待…という大袈裟な話じゃないのかもしれない。
でも、虐待の始まりって、きっとそういうとてもとても小さなこと。
以前、高校生の実習を担当したとき、
振り返りのときに、
「ここの事業所は、ちゃんとひとりの大人として扱ってくださる」
と言われたことがありました。
私が、支援をする上でとても大切にしていること。そのときはとても嬉しかったことを覚えています。
ちょっと重い話になってしまったけど…
障害のあるなし、関係なく、大切なことだと、改めて思った出来事でした