今回の小旅行。
3月の箱根に続いて二回目です。
前回の箱根は、初めての旅行ということもあり、彼の良い面をどんどん見つけられた機会でした。
今回は、さらに一歩踏み込んだ感じ。
ここからは、私の独断と偏見によるものです。
何かを責めるつもりも、世論に意見する気も、まっったくありません。
私自身、まだ気持ちがグルグルしているので、整理のために書きます。あしからず…
私は、彼に聞きたくて、でもずっとはっきり聞けないことが2つありました。
ひとつはお金のこと。
ひとつは…子供がほしいかどうか、です。
今回、あくまでも深刻にならず、軽い切り口で、ですが両方聞くことに成功?しました。
今日は「こどもの日」
朝、セックスを2回して。
気だるいままテレビをつけると、こどもの日特集がやってました。
イベント会場で迷子になって、泣いてる子供の姿が流れています。
再会できたお母さんが、
「もう!どこに行ってたの!どこにも行かないで、って言ったでしょう!?」
と言いました。
私はそれを聞きながら、
「そう言っても行っちゃうのが、こどもなんだよな…」
と、何の気なしに呟きました。
それを聞いて、笑う彼。
あれ、ココ、聞きドキじゃね?
「ちなみにkazくんは、こども欲しいとかあるの?」
あぁっ
とうとう聞いてしまった、ワタシ!
これ、万が一「うん、欲しくてたまらない」って言われたら、速攻カンケー終わるやつ!!
「ん?いや、特にないなぁ…」
「そうなの?こども、好きとか苦手とかで言ったら?」
「苦手」
と即答
確かに。
賑やかしいのが苦手で、同年代や年下の女性より年上とのお付き合いを選んでいる彼。
賑やかしいの筆頭である子どもが苦手、そりゃそうか(笑)
とりあえず、先のことは置いといても、近い将来「子供が欲しい」という理由でお別れすることはなさそう。
よかったね、ワタシ。
…と思ったのは少しだけ。
心の中では、残念な気持ちでいっぱいでした。
私は、こどもが好きです。
迷子で泣いてる子がいたら、速攻で話しかけて助けになりたい人間です。
元旦那さんとの結婚生活。
大変なことはたくさんありましたが、それでも例え生まれ変わったとしても、私は彼と結婚するでしょう。
自分よりも大切な、「子供」という存在を、宝物を2つも与えてくれたからです。
こどもを産んだら、親になる訳ではありません。
こどもが0歳なら、「親」も0歳。
こどもが10歳なら、「親」も10歳。
こどもが20歳なら、「親」も20歳。
そのときそのときで、ぶち当たる悩みは初めてのこと。
ミルクを飲まない、寝ない、喋った、歩いた…と一喜一憂したそのあと。
お友達とケンカした、叩いた叩かれた、幼稚園はどこに入れよう、小学校は?
算数が苦手みたい、なに漢字も苦手なの?!泣いて学校から帰ってきた、怪我して帰ってきた、習い事は?塾は?学校に行きたくないっていってる、どうすべき?誰に相談すればいいの?
手探りで、ここまでなんとか来ました。
本当に大変だった。
でも。
子供を産まなきゃよかったなんて思ったことは、一度だってない。
辛いときは、子供達の笑顔に助けられた。
大変だったことの100倍、愛おしさが勝る。
こどもがいなければ、今の私はいない。
困ってる人を放っておけなくて、
子供でも大人でも、誰彼かまわず手を差し伸べたくなって、気がついたら声をかけてる。
この2日間で、困ってる知らない人と、どれだけ喋ったろう。おせっかいと言われても構わない。
福祉の仕事は、自分の天職だと思ってる。
この自分を作ったのは、「親」としての経験。
子供達と、泣いたり笑ったりして暮らしたから、今の私がいる。
kazくんは、自分を「コミュ障」と出会ったときに言った。
ホントのコミュ障は、マッチングアプリで彼女は作らないと思うけど(笑)彼が特定の近しい人以外と、おそらく深く関係を持たずにいるのは事実。
誰とでも話せることが、いい訳でも偉い訳でもない。
数は少なくても、恋人と、友人がいればそれでいいのかもしれない。
でも、彼の周りの人間関係が、あと少しだけ膨らんだら、きっともっと楽しいと思う。
あと少し、他人に興味を持てたら、世界の見え方が少しだけ変わると思う。
それを、成長と呼ぶのかどうかはわからない。
子供ができれば変わるかどうかも知らない。
でも、自分以外の、この人のためなら、何でもしたい、この人のために生きよう、って思える小さな存在がこの世にはある、ってことを知れることは、幸せなことだと思う。
もちろん、望んでも子供を持てない方もいる。
子供がいるから偉いわけでも、人として上なわけでもない。
そういうことが言いたいんじゃないんです。
あくまで私見。
シングルマザーとして、泣いたり笑ったりしながら子供を育ててきた1人のオバさんが、思っていること。
その、泣いたり笑ったりする幸せな経験を、kazくんが最初から求めないことに、少し寂しくなっただけ。
ひょっとしたら、私に気を遣ったのかもしれない。その可能性も否めない。
でも、彼の返答を聞いて
「よかったー!彼と別れないですむー!ハッピー!」って心から思えなかったのは、、、
私が子供達を宝物だと思ってるから、なんだと思います。
とっちらかってますね(笑)
答えなんて、考えても出ません。
あるのは、目の前の事実だけ。
それをただ、受け止めるだけ。
なのに、なんだか胸がギューっと苦しいのは、今だけなのかなぁ。
んー、考えても仕方ないことは、
一回考えずにいればいいか。