手を繋いで移動している間。
「オレ…変態だからね(笑)」
「え?!どういうこと?!」
「自分が気持ちよくなるより、女の子が気持ち良くなってるのを見るのが好き」
「ちょっ…(笑)今まで、会ったときも、電話でも、いっさいそんな話しなかったのに」
急なカミングアウトに、笑ってしまう。
「そりゃそんなこと言わないよ!」
「そっか、確かに私、つきあってもないのに、電話とかでそういう話してくる人、苦手だもん」
「でしょう。そんなのは隠しておくの(笑)」
手を繋ぎながら、寄り添って笑い合う。
「ちなみに、好きな体位とか、嫌いな体位とかある?」
「えっ!そんなこと、今言わなきゃ駄目?(笑)」
「いや、もう普通に、好きな食べ物聞かれた感じで答えてくれていいよ(笑)大事じゃん、こういう話」
「変態だー、変態がいるー」
「そうだよ、変態だよって言ったじゃん(笑)」
根負けしたように、仕方なく答える。
「んー…自分が上になるのはちょっと苦手」
「えっ!オレ、上で気持ちよくなってるのを見るの、好きなんだけど」
「どう動くのが正解なのか、よくわからないんだもん。自分が良くても、男の人が良いかわからないし」
「そんなの、男のことなんて気にしなくていいんだよ。男性のことも気持ちよくさせなきゃ、って思うから難しく思っちゃうんじゃない?自分が気持ちがいいように動いていいんだから。」
んー、確かにそうかも
そんなことを話してるうちに、ビジホに到着。