彼は、私のことを彼女としては見ていなかったはず。家が近所で、見た目はわりとタイプのセックスフレンド??


私には

俺は付き合おうとか言わない。

言うやつは、大抵やりたいから言う。

男女はセックスなんて自然についてくるもので、

気づいたら側にいるなぁ、って言うのが理想の関係。

付き合ってっていって始まるのなんて、日本人くらい。


そう言っていた彼。

ふーん、付き合ってって言ってくれないんだ。


じゃあ、彼氏が欲しくてアプリで出会いを求めてる私は、まだアプリ辞めなくていいってことだよね?


素でそう思い、彼に聞いた。


え、うん、会えばいいんじゃない?

俺以上の男なんて、そうそういないと思うけど


と言った彼の言葉を鵜呑みにして、私はマッチングアプリを続けた。


今ならわかる。

彼は内心「あれ?」って思ったはず(笑)


俺にハマってるんじゃないの?

この子、見た目純情そうで遊んでなさそうに見えるけど、俺とセックスしてても他の男探そうとしてるの?


いい男がいたら、俺、切られるの??


そのくらいからだ。彼の様子がおかしくなったのは(笑)


土日に

今日の予定は?


と連絡が来るようになった。


午前中は練習。午後は予定ないよ。Tくんは?


仕事。


あれ?会おうっていう連絡じゃないの?キョロキョロ


ん?どした?


アプリの男と会ったりしないの?と思って。


会わないよー。疲れちゃったから、ちょっと休憩。


アプリ男と会うくらいなら、俺と会いな!


今ならわかる。

プライドの高い彼の、必死の引き留め(笑)


そうだねー笑い泣き

そうするよー


そうそう、俺よりいい男なんていないしね。


出たー自信家(笑)


だって、それが真実


このときは、「チャラいなー」くらいにしか思わず、彼の湧き上がってきた嫉妬心、独占欲にまーったく気づかなかった勘の悪い私。


そこまで彼のことを好きになれてなかったんだろう口笛


だから、このあともアプリの男性と会い続けたし、彼にその報告もしていた(笑)

だいぶヤキモキしてたんだろうなぁ。