23日ぶりに会ったというのに。


話が弾んでそんな気がしない。不思議な人。


私も、LINEでは拗らせたくなくて言えなかった不安を、意外とダイレクトに話したなぁー。


もう今となっては笑い話だけどねチューアセアセ

その時はホントに辛かったんだもん。


笑いながらも、

そうだよね、ごめん。


と謝ってくれた。

もう不安も怒りも、Tくんの顔を見たら飛んでいってしまったチュー


しばらくすると、Tくんがベッドに誘ってくれた。彼の腕枕で横になる。


ついばむような優しいキスから始まり…

長く会えなかった時間を埋めるような、時間をかけた愛撫。夢中で抱き合う。


Tくんのキス、体の重み、絡む指と指。

余裕なく漏れる声と、表情。


その愛おしいひとつひとつを、体と頭に刻み込むように、貪るように求め合う。


幸せな時間…


平日の夜。

そんな幸せな時間はあっという間に過ぎる。


しばらく余韻に浸りウトウトしていたところに、アラームが非情に鳴り響く。

明日も朝から仕事。帰らなきゃネガティブ


疲れた体を起こして、Tくんは車で家まで送ってくれた。途中、遅い夜ご飯を食べながら。


まだ旅行ボケで、目眩がする


というTくんに、


眠いよね。疲れてるのに、送ってくれてありがとうね。


と言うと


送るよ、って約束したじゃん。俺、約束は守る男でしょ?


と笑って、運転中の片手で私の手を繋ぐ。


うん…守ってくれるね。

でも…約束してないと、とんでもない事が起きるね(笑)


Tくんが笑う。

だってホントのことじゃん爆笑


家の側の車道で、名残惜しく何度もキスをして、車を降りた。


また近々時間合わせて会おうね、と約束して。


約束、ちゃんと守ってね。