翌朝。


意識朦朧。


汗だくだくでパジャマしっとり。


赤ちゃん、生まれたかな…といった痛みとの戦いの一夜。


出されたご飯にほとんど手がつけられず。

熱は38.5度まで上がっていた。


とにかく、痛くない時間を少しでも長くお願いしやす…

願いはそれだけ。痛いの怖い。


丸一日、朦朧としたまま、ウトウトしたり少し起きて痛みと闘ったり、気絶するようにまた眠ったり、を繰り返した。


思えばこの日はまだ穏やかだったのかも。


翌日、術後3日。

日に日にひいていく脚の腫れと共に、少しずつ少しずつ痛みもひいてはいた。

それでもカロナールにロキソニン、とダブル痛み止めは欠かせなかったけど。


この日は熱も37度台に落ち着いていた。

看護師さんから、「車椅子でトイレに行きましょう」と提案。

本当は昨日から始めたかったらしいが、私が発熱していたため先送りに。

早めに動き出した方がいいらしい。


体をゆっくり90度に起こす。

もう、この動作自体が丸1週間ぶり。

さーーっと、頭の血が下がって行くのがわかる。


片足で立つ。

立つ。

立つーーー!!?


どうやって?どの向きに??

看護師さんやベッドやらにつかまりながら、なんとか立ち上がり、車椅子に座る。


トイレへ移動し、また立って下着をおろし、用を足したらまた立つ。

座って今度はベッドへの移動。


ここまでで汗だく。。。


貧血を起こし、そこから頭痛と発熱。

ちょっと動いただけでこれ。嘘でしょ、、、。


「次はもっと上手くいけますよ!回数こなせば。大丈夫!とっても上手だから!」と励ましてもらう。この日は、夜にもう一度トイレへチャレンジし、終了。

言われた通り、2回目はもっとスムーズにできた。けどやっぱり頭痛。


普通の生活に戻るのに、どのくらいかかることやら…