昨日は久しぶりに昼間に時間があったので、昼飯でも食おうと思い車を走らせていた。。。
すると、道沿いに横綱ラーメンの看板が。。。
私はこの横綱ラーメンが結構好きで、たまに食べたくなるときがある。。。
よし!!横綱ラーメンを食おう!
私は横綱ラーメンの方へハンドルを切った。。。
店に入ると、昼時を少し過ぎているせいか、客は少しだった。
私は窓際の席に案内され注文を済ませた。
しばらくすると、ラーメンが運ばれてきた。。。
私は外の車の流れなどを眺めながら箸をすすめていた。。。
すると一人の初老の男性が店に入ってきた。。
作業服を着たどことなく藤山寛美に似た老人だった。。。。
すると寛美は私のすぐそばの一人掛けのテーブルに座った。
しばらくして定員が注文を聞きにきた。。
軽快に話し出す寛美。。。
「この鉄板焼きチャーハンの後からかける卵は目の前でかけていただけるのでしょうか?」
ん?
私はこの寛美の注文が耳に入ってしまい、気になってしょうがなくなってしまった。。。
続いて寛美。。。。。
「目の前で掛けて頂くのはおねーさんがしてくれるのでしょうか?」
定員はなんだこいつ、めんどくせーなー。。。。顔にでているようだった。。。
まだまだ寛美。。。。。
「このラーメンのチャーシューは何枚ですか?」
もひとつ寛美。。。。
「チャーシューメンのチャーシューは何枚ですか?」
さすがは横綱定員。。。ちゃんと答えている。。
一通り質問して納得したのかそこから寛美は何にしようかと考え出した。。。。。
ちなみにこの店は注文がきまるとチャイムを鳴らすシステムだ。。。
寛美には関係ない。。。。
無限とも思える沈黙が続き、寛美が口を開いた。。。
「じゃあつけ麺で!!」
おそらくその場にいたすべての人間は彼に突っ込みをいれていただろう。。。。
卵は?
チャーシューの枚数きいてたやん?
私は寛美が気になりチラリと寛美のほうに目線を向けた。。。。
めっさ姿勢いい!!!
まるで背もたれなどは要らないと主張するかのような姿勢だった!
しかも寛美はどこかを見つめている。。。。
私は気になり寛美の視線の先を追った。。。
何もない!!ただの壁だ!!
もはや私などの思考ではたどりつけない処にいってるんだろう。。。。。
私は視線をもどし自分の昼食に集中しだした。。
しばらくして寛美の席につけ麺が運ばれてきた。。。
「つけ麺てざるそばの事かと思ってましたわ↑」
寛美。。。ここはラーメン屋なんだよ。。。。。