「労働基準監督署から電話です」と言われて、「ドキッ」としない経営者はいないだろう。


「国税局から電話です」同様に、非合法的な事はしてないけれど「何か間違いでも犯したかな?」と、最近の言動を無意識に振り返ってしまいます。



電話に出ると、、、


「昨年提出していただいたワークライフバランスの施策を、県で発行する冊子に紹介しても良いか」の確認の電話だった。


問題ない旨を伝えると、「内容を確認していただきたい」と、原稿をFAXで流すと言って電話は切れた。




原稿を見ると、昨年作成したワークライフバランス施策の1つに、「社員1人当りの残業時間を月間10時間以内に制限する」と記してあった。


確認のため総務に、今年11月までの社員の時間外労働集計表を持ってきてもらい、自分で計算してみた。



すると、、、社員1人当りの1日平均の残業時間は「15分」に改善しており、月に換算すると「5時間30分」で、目標達成していた。




もう1つの宣言は「有給休暇消化率90%」だった。


これも計算してみたが、まだ50%に満たなかった。


来年度こそはと意気込むも、完全週休2日制と最大20日の有休に、自社で設けている休暇を加えると「完全週休3日制」になってしまう。




中小にとっては厳しい内容だ。


でも、人手不足の時期ならば、レベルの高い人材を獲得したいがために、挑戦するんだよね。


今は対極の求職難だから、「無理しないで良いんじゃないの?」って心理が働く。




どうすべきか?


これもジレンマの一種でしょうか?