2年余り書き綴ってきたこのブログも今日で最終回となりました。


何か特別な事でも書こうかと思ってみましたが、やはりいつも通り自然にいく事にします。




最後のエントリは、互いのブログを通じ、また立教早稲田MBA交流会で親しくなった、早稲田MBAのHayatoさん と同じタイトルです。


M1の春のある日、新宿で開催された交流会、、、立教の内部だけの世界に浸っていた当時、両校70名近く参加した交流会により、院生としての世界観が大きく変わりました。本当に開催して良かった!




交流会だけに限らず、大学内部・外部の多くの方たちと親しくなる事ができ、業種や国籍を超えた多彩なプロとしてのこだわりや考え方に触れることもできました。


特に池袋西口界隈で酒を飲みながら熱く語り合い、『本音』とはなんぞやが理解できたな~


社会に出て20年も経つと『本音』を読む事が大切なスキルであると確信するようになりました。だから私の意見はいつでも直球勝負!分かりやすい人間でしょ!でも悪意はないからね。





それと成果といえば本ですね。。。本が苦手で読むことが遅かった私は、修論執筆時には自分でも驚くくらいのスピードでこなす事ができました。慣れとは凄いものなのか、それとも追い込まれると不思議なパワーがでるのでしょうか?






私の研究は供養産業の次世代型ビジネスモデルを創起することを目的にしました。


修論のタイトルは『供養産業のイノベーション』。。。入学前から決めていたテーマとほぼ同じですが、タイトルは10文字以内とこだわりを持っていたので、11.5文字となってしまいとても残念です。


それは文字数が少ないテーマほど、その専門領域の根幹かつオピニオンという仮説を勝手に持ち続けているためです(笑)





その研究内容をザックリ説明すると、クリステンセンの破壊的イノベーションについて、破壊は「いつ」「誰が」「どのような切り口」で起こすのか明らかにしたうえで、それは供養産業でも起こりうる事なのか論証しました。


研究に関してはご褒美も貰えたので、それなりの内容で仕上がっているんだと思います。






その指導をしてくれた大久保教授には感謝の気持ちで一杯です。


立教のチャペルからクリスマスの歌が聞こえ始めた頃、研究もクロージングにかかろうかと思っていたら、そこからテーマ2つ分の課題解決を指示されました。


それからの数週間、先生から熱心な指導をいただき、共に支え合うゼミ仲間の存在もあり、遂には自分でも120点の成果物が完成しました。。。


実はその2つの課題が最も重要な内容であると後から気付き、それ無しには賞味期限1年くらいの研究成果になってしまうことが判明したのです。。。この事実を忘れることなく指導者のステージで活かすことを決意しました





コンサルタントの視点とアカデミックなフレーム、それと大久保モデルの融合で完成した2年間の成果です。


その後、副査の教授からも出版可能なレベルと嬉しい言葉をいただきました。。。大久保教授とはこれからも長いお付き合いを賜りたいと願っております。





さて、最後のブログを書き始めると、止め処なく続いてしまいそうな気配を感じます。





これから私は次のステージへと進んでいきますが、いつか事業が成功した暁には「成功の源は立教MBAにあり」と回顧できればと願っております。





ここで立ち止まり続ける事はできないので、そろそろ出発しましょうか。










2年間お付き合いいただいた皆様ありがとうございました。








Fuwawaの立教MBA日記、本日で卒業です!

















このブログも残すところ4日となりました。


ただ3月31日は新規事業のプレゼンに某大手企業へ伺うため、4月1日が最終日となりそうです。




先週、立教MBAの全日程が終了し、学部からの期間を含むと合計6年間の学業に終止符が打たれることになった。


これからの新生活は6年前の生活に戻る事になろうが、6年前はどういった生活をしていたのか全く思い出せません。


仕事の配分は?


仕事が終った後はどうしていたのか?


休日の過ごし方は?





それ以前の海外法人を営んでいた時の生活サイクルは思い出せるが、、、う~ん、6年前、思い出せません。




・・・思い出せない事を無理して思い出す必要がないと悟った私は、来年度からの生活パターンを新たに創造することに決めた。


新しい生活に必要な要件は、


1、書道教室に通う

2、科目履修生として週一で通学する(前後期・計4単位)

3、ゴルフの練習再開

4、海外出張解禁に備え英会話強化

5、仏教のお勉強


・・・って、学びに関係する事ばかりだ。。。創造には程遠い内容です。





しかし、こうして改めて整理すると、なんだかワクワクしてきますね。





どんな新しい出会いが待っているのでしょうか?







修了式の後、研究科から素敵なご褒美をいただいた。


立教MBA日記-ご褒美



BEST PAPER AWARD !


・・・しかしこの賞は私だけのものではありません。




私の論文を振り返ると・・・


・・・私の修論作成は昨夏に行われた『山口合宿』から始まりました。




当時、満を持して準備した私の研究計画は一言で言えば「ボロボロ」でした。発表後、夜遅くまで同期の部屋で語らい、不十分な私のロジックを皆の意見で修正してもらいました。


その時、貴重な意見をくれたのは作家のKさんと、クラウドのSさん、そしていつも冷静なMさんでした。




合宿で劇的な軌道修正がなされ執筆作業に入った頃、再び大きな壁にぶつかりました。その時支えてくれたのは副ゼミ長のFさんです。


講義の後、池袋のもつ鍋屋で机一杯に資料を広げ、私の問題点を自分の論文に置き換え、丁寧に説明してくれました。。。まさしく研究のターニングポイントでした!





その後地元大学院の講師を引き受けスケジュール管理が疎かになっていた頃、皆のペースメーカーになってくれたSさん。。。私の執筆作業をグイグイ引っ張ってくれました。





上海合宿ではヒアリング調査に同行させてもらい、留学生のFさんが設計したロジックに触れたおかげで、その後行った私の調査もスムーズに進める事ができました。





そして研究が佳境に差し掛かり、検証する手段に行き詰っていた頃、『コトラーの理論を用いては?』と、貴重なアドバイスをくれたゼミ長!!!





こうして皆の支えで私の論文は完成したのです。だから完成した修論は皆のもので、私が執筆した論文は大久保ゼミメンバーの作品なのです!






しかし以前から話している通り、私にとっての論文の評価は実践での成功によって決まると理解しています。





結果を出すのは私しかいません。





だから皆のためにも成功させてみせます!





約束ね!








立教MBA日記-201003251759000.jpg


2年間の大学院生活も今日で終了。

明日から新たなステージが始まります。

シンポジウムが終了し私と大久保教授、そして友人の佐藤さんと3名で静岡に向かった。


到着後駅前のホテルにチェックインし、そのまま駿河の海の幸・山の幸をふんだんに使ったこだわりの日本料理店で懇親会を開いた。





私はここ2週間様々な宴席に参加してきたが、今夜の席はいつもと違います。


一昨日の同期と開いた懇親会までは、2年間の互いの健闘や卒業を祝う楽しいものであったが、今宵の懇親会はこれからの新産業・新事業を創造するための出発の儀式のようなもの。


春には必ず別れと出会いがあるが、その分水嶺が今日の懇親会であったような気がします。





浜松市は自動車部品メーカーの集積地だが、電気自動車が普及すればそのほとんどの企業が、作るものを失う。コスト競争力を意識すれば東南アジアからの部品供給が活発になるので、日本のお家芸「カンバン方式」も機能しなくなる。



生き残りをかけ、何かが動き出しそうな気配です。





そこに立ち会える幸せを感じながら、未知の世界への冒険が始まります。