日常の不安を安心に変えるお手伝い
時々オラクルカードを引くように
好きな本をペラペラとページをめくり止めたとこを読むのが好きなんだ
何度も読んでいるはずなのに
指が止めたページにある文章はやはりあたいの心に突き刺さる
"らしさ" という言葉を極端に嫌う人がいるようだが、私は、この言葉をとても素晴らしく思う。
何事もらしくあるべきだと、十四の頃から仕事を始めて八年、私ほど、らしいと言われたことのない人間もいないのではないだろうか。
"十四歳らしからぬ"
"十七歳には見えないような・・・"
"その年齢に似合わない色気が・・・"
そのせいで、よけいにこの "らしい" という言葉に憧れた感がなくもないが、当時から私は、この何とからしくないという言われ方に抵抗を感じていた。
省略
一体大人たちは何を基準にして私をらしくないというのか。皆の頭の中には、この年齢はこうでなければいけないという観念があり、それに私が合わない、ただそれだけの理由で騒ぐのはやめて欲しい。仕方ないじゃないか、私は、無理をしているわけでも背伸びしているわけでもない。誰も私を知らないくせに
何とも閉鎖的な考え方だったと、今になれば笑えるが、当時はたとえ冗談でも、そう言われると腹立たしかった
省略
これから私は女房になろうと思う
略
それが、今、二十一歳の最も私"らしい"姿だと思うのである。年にふさわしくないと言われ続けてきた私が、女房になり、時を経る。彼のそばにいる限り、これからの私は、最も百恵"らしく"なれるのではないかと思っている。
『蒼い時 』-引退-より
芸能人ならば "らしくない" は "個性" という武器になる
でも、この時代って何かと縛りは多い
男はこうあるべき
女はこうあるべき
いい学校さ行って
いい会社とか公務員とかになれば
安心だっぺよ
安泰だっぺよ
みたいなね
百恵ちゃん自身もこの著書で述べているけど、結婚、引退するにあたり祝福の声ばかりじゃなかった。
自立した女性
キャリアウーマン
ってのが出てきた頃だったからかな?
あたいがこの一文に惹かれるのは
まわりがなんと言おうと
そんなの関係ねーっ!
あたしはあたしよっ!
という(こんな口は悪くないとは思うけど)
自分をしっかりもっているところだと思う
この歌に入る前のトークの中で芳村真理さんが作曲家の都倉俊一さんと会った時百恵ちゃんのことを褒めていたという話をしたあと、三波伸介さんが「ご自分をもっているってことですね」と仰っていたのが印象的だった。
探したけどその動画はなく
あたいの記憶では↑この回の時だと思うんだよな