善くも悪くも命は経験を重ね…。


まだ観ぬ認識のフロンティア、新たな大地へとその足を踏み入れる。



あの海岸に寄せては返す白波のように…。


生きることもまた単調な


詰まらない繰り返しであるとも言える。



迂遠であり


出口のない迷路のように


ただ、波の打ち寄せるが如く…。


ただ、命を燃やしているだけの


遣(や)る瀬無い空虚な存在が私でもある…。