こんばんは。

気が張っていたからか、子どもと一緒に寝落ちできませんでした。21時までは起きてもいいかな、、朝方起こされるのツラい。

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先日きのこさんに「ピアノを弾く手は魔法みたい」と、癒しコメントを頂き、自分にはない発想や視点で有難いなぁと思いました。



大学院での師、イリヤ・イーティンはスレンダーですが、自動販売機と並ぶ背丈です。手も大きくて、難しい音幅も普通に弾ける。(ロシア作曲家作品の音域音幅が広いのは、弾けるからなのか!と改めて思った。こっちは和音1つで大変だよ)




レッスン室で薄暗い自然光の中、練習する師はとても画になります。


学内で師に遭遇すると、かっこよくて癒されると、よく友人は言っていました。(行動が可愛らしかったりもした)


彼は激しいパッセージも静かな囁きも、姿勢や弾き方を変えず演奏します。

微動だにしない、と言えます。


まじでガチのガチで門下断トツの劣等生で、もう先生も忘れただろうし、イーティン門下です!と、恥ずかしすぎて言えません。でも本物のピアニストに教えを受けた2年間で、私の可能性は広がりました。(20代で上達すると思ってなかった)

毎週が必死で、緊張ドキドキで、、一生忘れません。


「魔法の手」で真っ先に浮かんだ画があり、あれは誰だ?と調べていますが、たどり着けていません。


それはピアニスト牛田智春こと、牛田くんのコンクールのドキュメンタリー番組の映像で、モスクワ音楽院?かどこかの外国人の師と「プロコフィエフのソナタ」をレッスンしている場面です。


サンタさんのような恰幅のよい方で、牛田くんが弾いたところを「もっとこうだ」と、一瞬弾いてくれるのですが、その重厚な和音と迫力のある響きに、別格だと思いました。(うわ上手い)


手が分厚く大きいピアニストは、手の内側で指先が繊細に動いていて、弾いているようには見えません。どうなっているのか不思議と、感じたこともあると思います。


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産後から私の世界がかわりすぎて、なかなか連絡をとれていませんが、同級生で素敵なピアニストがいます。

なんと、市立小学校の同級生。笑

安保美希ちゃん。10代から単身ノルウェーで研ぎ澄まされた音楽センスというのかな、、自分の音と音楽に哲学をもっている感じ?(自信をもっている人はたくさんいると思うけど、それとはちょっと違う感じ。)



彼女のスゴイところは、会社員とピアニストを両立しているところでもあります。


みきちゃんに「フランクのヴァイオリンソナタ」を教えてもらい、ヴァイオリンだと一番好きな曲だと、先週思い出したところでした。

(さよならマエストロ!を観ながら、ヴァイオリンの好きな作品を考えた。今日は実母休みdayで気が張ってて、まだ最終回観てないからネタバレしないで!笑)


世に出ている「ピアニスト」は、努力と才能と地頭力と体力と、、全てが宇宙人クラスの人間だと思います。



今までは宇宙人だと思っていたけど笑、人の心がないと、心を動かす演奏はできませんよね。