言葉にすると分かりやすい
と、とられることが多いけれど、ほんとかな。
相手にとっては判断基準や想像の方向性になるけれど、
言葉を発する本人にとっては、
言葉にすればするほど、
自分の表したかった気持ちから
どんどん遠ざかる気がしてならない。
そんな、
まだまだ気持ちが言葉よりも、複雑で豊かな時。
「わからない」
という言葉は、それらをすべて含んでくれる。
相手にはわかりにくい。
けれど、自分にとっては、「何か」を表すよりはしっくりくる。
「わからない」は、決して
優柔不断ではなく
「わからない」には、
自分と外との間に
可能性と挑戦する気持ちが
まだまだあるということを
示している。
春も、まだまだ寒さといったり来たりしています。
はっきりすることよりも、
「わからない」という時間に漂い、
滴り落ちてくるのか、それとも
湧いてくるのか、
未知なる道を数歩あるくのも、
乙なものです。
3月に受けていただいた
kongensanにむけて