エレクトリックパレード | CG制作 (株)風車 hu-sha ブログ (福岡市) 

エレクトリックパレード

(書き込み 下田)

去年から年始にかけて、IBAビルという広島にあるビルのCMを作った。
ディレクターは図師三千男さんという70歳をこえている方で、
製作にかかわる人は、クライアント様、図師ディレクター、僕というごく少ない人数。
製作進行の人やプロデューサーもいない。
さまざまな都合で撮影はきびしいとく、フルCGもの。



正直言うと、なんだかめずらしいCMになった。
いろいろ思うところはあるのだけど、不思議な感じです。。

図師さんは、今のリフトさん(旧ニッテンアルティ)の前にあたる日本天然色映画にいた人で、
それこそCM創成期からバブル時代、最近までにいたるまでのCM業界を体験してきた方だ。
最近は戦争物の映画をつくられた。
JPPAアウォードのCM部門でゴールドを僕が受賞したときに審査員をしていた。

福岡で何回かチェックをしていただき、
昔の話をきく。
それこそ僕らが行っているCGというものは最近のものであり、
昔はすべてアナログ。
製作にかける手間隙が違う。
車のCMで北海道ロケ。
いい雲がでるまで10日以上現地でまったとのこと。
今だといい雲がなければ合成してしまう。
予備日があったとして、そんな余裕をみることはほぼない。
予算も含め、それをささえるCM製作の基盤があったのかな?

最近はCGやら合成やらがあるので、現場でも後処理でという話がよくある。
もちろん、それらがあるから僕らが存在できるわけで非常にありがたい。
しかし、良い現場でお互いの関係が非常に良い場合はよいが、
ある意味、昔あった緊張感が薄れているような気もする。

10日間待つ。
ある意味、プロフェッショナル。
ある意味、無駄が非常に多い。
それができる時代、それができない時代。

僕が就職活動しはじめる時代は、就職氷河期といわれたまっただなか。
就職活動はしていないが、そのあと就職するまでにだいぶかかった。
バブルの話をきくと、今から考えるとだいぶ狂った感じで楽しそう。

いろんな時代がある。

自分が生活をしている時代がどうこうと言いたいことはあるだろうけど、
すべては時代のせいではない。
結局どう時代にあわせて変化していきたいかというのが大事で、
時代は必ず変化するから、自分も良い意味で変化しないといけない。

今はバブルでなく、それなりに厳しい時代かもしれないけど、
すごく面白い時代だと思う。
これから、なんかほんとの未来がくる予感がする。
子供のころ描いていた未来。
よくわからんが、一言で表現すると「エレクトリックパレード」(ディズニーじゃないよ)
そんな感じ。
そんなときに楽しく仕事をできているのは幸せなことかなと思う。

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