しょっちゅうブログを更新していても、1年に1度だけ更新しても時間は同じく経っていくもので、
5年前に灘に合格して受かれていたのが昨日の事のようですが、いつの間にやら息子は高3になり、
残り僅かな灘校ライフをしみじみと嚙み締めつつ、大学受験中心の生活にいよいよシフトチェンジです。
毎年GWに文化祭があり、息子は文化祭実行委員の幹部と言う立場上、
この数年は我が家のGWは家族バラバラで過ごしていました。
春休み前から土日も関係なく学校に入り浸り、文化祭の準備に余念がない息子。
少し話したら、恐らく2か月ほど1日も欠かすことなく学校に行っていたようです。
文化祭前は始発で行ってひたすら準備。
他校は高3は文化祭に関わる事は少ないかもしれないですが、
灘の文化祭は圧倒的に高3が主役
この青春の熱量と文化祭を彩るもの一つ一つのクオリティの高さは、
彼らが受験以上にどれほどこの文化祭にエネルギーをぶつけたのかを表してます。
それもこれも今年で最後。
本人は割とケロッとしているのですが、親の立場で見ていると、
いよいよこれで終わりなんだと寂しくなる次第。
毎年文化祭は中庭のステージを観覧するのですが、
その中庭イベントのフィナーレで、
それまで文化祭を縁の下から支えてきた文化委員たちがステージに登壇して、
文化祭にかけた思いを語り、みんなで記念撮影をするのです。
(youtube:【灘校文化祭】中庭ステージ 2日目 (修正済み) の6時間06分頃から様子は見られます。)
毎年その光景を眺めながら胸を熱くさせていたのですが、
今年は息子たち
その中で、ある委員の子が涙ながらに思いを訴え、そしてその涙が連鎖していく様子を見ていると、
私も思わずもらってしまいました・・・・
横の家内に悟られないように、こそっとふき取ったのは内緒の話です。
息子は涙は流していませんでしたが、晴れ晴れしく幹部として舞台に上がり、
仲間たちと肩を組んで記念撮影をしているその顔は、
本当に充実した灘校生活を象徴しているのだとしっかり伝わってきました。
いよいよ受験モードにシフトチェンジ。
今週末には東大の学園祭と東京を見学して、モチベーションを高めるそうです。
受験対策も塾の選別も、志望校の選別も、生活の管理も既に全て親の手は離れて、
経済的な援護に終始はしています。
とは言え同居しているので、毎日息子は文化祭の話や、
友人の話等、聞きもしていないのに家で楽しく話してくれるのですが、
東京に行ってしまうと、いよいよ共有する時間も無くなってしまうわけで・・・
子供が巣立つことはとにかくめでたく、嬉しい事ではあるのですが、
寂しさに包まれるのもまた事実。
相変わらず
「京大でええやん」と冗談めかして声をかけているのですが、
本人の気持ちは東京へ飛んで行っているようです。
とは言え恐らく今は合格圏内に入っていない学力なのは、息子の話ぶりから伝わってくるのですが、
本人は何とかなると思っている様子。
そっと、見守るのみなのは相変わらずの我が家の教育。
本人が納得する人生を送ってくれればなんでもいいです。