カップルや家族連れなどが行き交う東京都心の複合施設・麻布台ヒルズに 4月、外交資料を管理・公開する外務省外交史料館の展示室がオープンしました。


日本が開国した「日米修好通商条約」のレプリカなど約70点を展示しています。


 その中で、ひときわ目を引く資料があります。


「INSTRUMENT OF SURRENDER」


縦約60㌢横約80㌢の大型の資料は、1945年 9月 2日東京湾に 浮かぶ米戦艦「ミズーリ」の艦上で調印された「降伏文書」のレプリカなのです。


 もともと展示室は別の場所にありましたが、施設が老朽化したため、麻布台ヒルズ内に移転しました。


7月までの来場者数(7818人)はすでに、2020~23年度の総来場者数(4790人)の 1.6倍に達したといいます。


 「過去の流血や蛮行に終止符を打ち、より良い世界が出現することは、私の希望であり、全人類の希望でもある」。


連合国軍最高司令官ダグラス・マッカーサーは署名式当日、こう演説しました。


ですが、米国などはこの 5年後、朝鮮半島で起きた戦争に介入していきます。


 世界では今も出口の見えない戦争が繰り返されています。同館は「展示を通じ、平和の尊さを認識してほしい」とし、


「国や国民の利益を守り、平和で豊かな世界を築くために、対話と交渉による外交が必要だ」と訴えます。


そしてそれが、戦争に代わる唯一の外交手段であることを願わ ずにはいられないのです。


〈 昨日、PM 7時30分からの、BSーTBS「報道 1 9 3 0 昭和を総括しない日本 今は『新しい戦前』か 保阪正康が鳴らす警鐘」を見ましたが、

 肝心の、新しい戦前の具体的内容が

なく、がっかりしました。〉