トラック運転手の負担を減らす取り組みとして、国土交通省は官民で初めて荷物を載せるパレットの統一規格を定めました。

 

多くの荷物を運ぶのに必要な資材ですが、規格が異なるなどして、積み替えに時間がかかっていたのです。共通化で作業時間が3割減ることが期待できるといいます。

 

 フォークリフトで荷物を運ぶ作業に使うパレットは業界ごとにサイズが異なり、効率が悪かったのです。

 

パレットを使わないために、運転手が手作業を強いられることもあったといいます。

 

6月にまとめた規格は、1.1㍍四方で、厚さが14.4~15㌢。最大積載量を1㌧としました。

 

 国土交通省が中心となり、関係する業界団体や企業などの意見を聞きながら調整を進めてきました。

 

NX総合研究所の試算によりますと、パレットを利用できる荷物の積み替え作業には、年7.2億時間がかかっており、統一化によって2.3億時間ほど減るといいます。

 

< 荷物を載せ運ぶあのパレットが、業界ごとに異なっていたとは、今の今まで知りませんでした。 それにしても、人手不足は、作業の効率化を進めますね。>