厚生労働省は、医療機関が看板などに掲げられる診療科名に「睡眠科」を追加する方針を固めました。

 

日本人は睡眠時間が短く、睡眠障害は現代の「国民病」とも言われながら受信先を見つけにくいことが課題となっており、「睡眠内科」などと分かりやすく表示できるようにすることで、医療機関を選びやすくします。

 

 医療機関が看板などで広告できる診療科名は「標榜診療科」と呼ばれ、厚生労働省が医療法に基づき定めています。

 

「内科」「外科」「小児科」など単独で使えるものが20種類あるほか、「糖尿病内科」「脳神経外科」など組み合わせで認められているものもありますが、それ以外については、診療科は開設できますが、路上や駅での広告や看板などの宣伝はできないのです。

 

 睡眠障害は、不眠症や睡眠時無呼吸症候群、過眠症「ナルコレプシー」など多岐にわたり、患者は現在、症状に応じて、精神科や耳鼻咽喉科、小児科などにかかっているとみられています。

 

 専門医らでつくる日本睡眠学会は「一目でわかる診療科を求めるニーズは高い」として、今夏にも「睡眠科」を標榜診療科に追加するよう求める要望書を厚生労働省に提出する予定で、日本呼吸器学会など関連学会から賛同を得られるよう調整を進めています。

 

厚生労働省は要望書を受け、医道審議会に意見を聞くなどの手続きを早急に進める方針で、「睡眠科」の単独ではなく「睡眠内科」「睡眠精神科」など組み合わせで標榜できる方式を想定しています。診療科名の見直しが決まれば2008年以来となります。

 

 なお日本は、経済協力開発機構(OECD)の調査(21年版)では、日本人の1日あたりの平均睡眠時間は7時間22分で、33か国中で最低でした。

 

< 皆さんはどうですかね。風紋は、午後7時30分には寝て翌日の午前3時30分に起きる毎日です。 そう、睡眠時間は8時間です。 テレビはほぼ全て録画です。但しNHKのニュースだけは、その時間に見る時がありますので。>