フィリピンのエドゥアルド・アニョ国家安全保障担当顧問は10日、中国と領有権を争う南シナ海問題に関する偽情報を拡散したとして、駐フィリピン中国大使館の複数の外交官を国外追放すると発表しました。

 

 フィリピンメディアは5月上旬、「中国の外交官とフィリピン軍高官の通話記録」とされる内容を報じましたが、フィリピン側は中国側が工作した偽情報と断定して問題視しました。

 

「通話記録」とされた偽情報には、南シナ海のアユンギン礁(中国名・仁愛礁)周辺でフィリピン補給船が活動する際、中国側に事前通知して隻数も減らすとの中国側の提案にフィリピン側が同意したとの内容が含まれていました。

 

 アニョ氏は声明で「深刻な厳罰なしに許されるべきではない」非難されたのです。

 

これに対し、中国の林剣副報道局長は同じく10日の記者会見で、フィリピン側の対応について「なりふり構わない状態になっている」と主張され、

 

「中国の外交官の正常な職務遂行を保障し、権益の侵害や挑発行為をやめるよう厳粛に要求する」と反発されました。

 

< 中国側の抗議に、「通話記録」は本物だとの抗議の内容に含まれていないことが、この問題の真実を表している思いますね。

 

フィリピンは、中国が海に仕掛けたブイをせっせと取り除いていますが、日本は未だに、そのままにしています。日本政府はいったい何を考えているのでしょうか?。>