大阪市中央区の「カウンセリングオフィス天満橋」は、男性専門のカウンセリングルームです。

 

40代の男性はコロナ禍の影響で収入が激減。妻から「こんなに給料が下がるなんて能無し、甲斐性無し、ダメ男」と長時間にわたって責められ、自分でも「稼げなければ男として失格だ」と思えて反論できなかったと。

 

コロナ禍で夫婦ともに自宅にいる時間が増え、気持ちが追い詰められていき、カウンセリングを訪れることも「こんなことを相談したら自分が怒られるのでは」と不安で怖かったといいます。

 

 警察庁によりますと、23年のDV相談は過去最多の8万9000件に上り、被害者の30%は男性でした。

 

また、内閣府の23年の調査で、配偶者からの暴力被害の経験は女性の28%、男性でも22%が「ある」と回答し、その3年前の前回調査の女性26%、男性18%から増加。

 

さらに、男性の被害の内訳は、前回は「身体的暴行」が「心理的攻撃」を上回っていましたが、今回は逆転しており、精神的暴力をDVとして捉え、被害を認識する男性が増えたと考えられています。

 

 特に目立つのが「家事ハラスメント」。家事のやり方を巡って妻から「バカだ」と罵倒され、「できない自分が悪い」と不眠や食欲不振に。理事長の栗原加代美さんは「精神的暴力から身体的暴力に発展する例もある。まず相談することが大切」と呼びかけられています。

 

今後、「男性の被害が顕在化し、相談件数がさらに増加する可能性がある」と京都大名誉教授の伊藤公雄さん(男性学)は指摘され、相談窓口を拡充し、相談員が男性にも対応できるよう研修を行うなど、「相談体制を質量ともに早急に整えることが必要だ」と強調されています。

 

< あまり男性をいじめないで下さい。女性より、男性の方が「繊細」だといわれることもありますよ!。>