群馬県高崎市踏切で今月、近所に住む小学4年の女児が電車にはねられ亡くなりましたが、踏切には警報機も遮断機もなく、女児は犬を追いかけて踏切内に入ったとみられています。

 

こうした踏切は「第4種踏切」と呼ばれ、地域住民らが農作業や買い物の際、徒歩や自転車で行き来することが多く、地方を中心に全国に2400か所あり、毎年」10人前後の方が事故で亡くなられています。

 

多くは、通行人が電車の接近に気づかず踏切内に立ち入ったことが原因とされていますが、イヤホンで音楽を聴いていたり、スマートフォンに気を取られたりしていて事故に遭う被害者もいるといいます。

 

 高崎市は今回の事故を受け、市内の第4種踏切を廃止したり、警報機や遮断機を設置したりする方針を決めました。鉄道会社に費用の負担を求めず、市の予算と国の補助金で賄うといいます。

 

各自治体は踏切の安全対策を鉄道会社任にせず、住民との協議などに積極的に関わるべきであり、国も事故の発生状況や通行量を踏まえ、どの踏切の対策を優先させるかなど、自治体や鉄道会社に具体的な助言を行う必要があります。

 

 迅速な対応が難しい踏切については、JR西日本が進める「簡易ゲート」の設置もいい案だと思います。

 

普段は人が渡れないようにバーが下りていて、通行人が安全を確認したら、自分でバーを上げて通過する仕組みで、費用は警報機や遮断機を設置する場合の1割程度に抑えられるといいます。

 

 新学期を迎え、通学に不慣れな子供たちが事故に遭いやすい時期でもあります。学校や家庭で安全教育を徹底し、踏切を渡る際の留意点を、あらかじめ親子で確認しておくべきだと思います。

 

< 毎年10人ほどが亡くなっておられたとは知りませんでした。新聞の地方版には載りますが、全国版には載りませんからね。差し当り早急に「簡易ゲート」を設置し、その後、警報機や遮断機の設置に!。>