埼玉県さいたま市北区の農業振興施設「市民の森・見沼グリーンセンターで、屋外に置いていた盆栽10鉢(34万円相当)が盗難被害に遭っていたことがわかり、被害届を大宮警察署に提出しましたが、盗難被害は全国で相次いでいるといいます。

 

市などによりますと、職員が1月4日に出勤してきた際に、カエデやケヤキなどの盆栽がなくなったことに気づきました。昨年12月28日頃までは敷地内にあったといい、職員が不在だった年末年始に盗まれた可能性が高いといいます。

 

 全国の盆栽業者らでつくる日本盆栽協同組合などによりますと、盆栽の盗難被害は昨年12月から増えており、栃木県や名古屋市、三重県などで発生しています。

 

被害の前には不審車両が目撃されていることが多い。犯行グループが下見を済ませた上で盗みに入っている疑いが強く、同組合は不審車両を見かけた場合は特に警戒を強めるよう会員に呼び掛けています。

 

 また、盗まれたものに酷似している盆栽がSNSで販売されていることも確認されており、犯行グループが国内外で売却しているとみられています。

 

大宮盆栽協同組合の理事長・浜野博美さん(86)は、2010年代後半、経営するさいたま市内の盆栽園で400万円相当の「審拍」を含む高級盆栽30鉢盗まれました。

 

被害総額は3000万円相当に上るといい、事件をきっかけに防犯カメラや照明をつけたり、盆栽の配置場所を定期的に変えたりしているといいます。

 

 盆栽は屋外に置かれていることも多く、窃盗犯に狙われやすい面があり、県警は、巡回などの警戒を強化しています。

 

< 盗んだ盆栽を、販売する人に売っているのでしょうか?。

 まさに、五右衛門の「世に盗人の種は尽きまじ」ですね。>