イスラエル軍とハマスの戦闘が100日以上続く中、ガザと同じパレスチナ自治区のヨルダン川西岸で住民の憤りが頂点に達しています。

 

西岸でも昨年10月以後、326人がイスラエル軍に殺害されたほか経済封鎖も続いており、イスラエル軍幹部自体が、住民の憤りがインティファーダ(反イスラエル蜂起)に発展しかねない警告しているのです。

 

 ナブルスにある西岸最大のナジャハ大学は15日午前2時半頃、イスラエル軍の兵士数百人が機関銃を持って押し入り、警備員2人が負傷し、学生25人を拘束したことで騒然となりました。

 

学生は自治会に所属し、構内のモスクに泊まり込んでいました。軍は「ハマスの細胞組織をくじいた」と発表しましたが、大学の広報担当ライド・ディバイ氏(40)は「学生たちは学費値上げ反対で泊まり込んでおりハマス支持が目的ではない」と反論。

 

 パレスチナ自治政府によりますと、ガザで戦闘が始まった昨年10月7日以後、西岸と東エルサレムで326人が殺害され、ハマス支持者ら5980人が拘束されました。

 

西岸の労働者がイスラエル領内に入るのは禁じられ約20万人が仕事を失い、核都市を結ぶ幹線道路には軍検問所が設置され、住民は自由に行き来できない状況なのです。

 

更にイスラエル政府が昨年10月末、「自治政府はテロを支援している」として、自治政府の代わりに徴収している関税の送金を停止しましたが、年約8億シェケル(約310億円)という自治政府予算の約65%を占めるため、治安部隊や公務員への給与支払いが滞ています。

 

 ナブルスは、2000年に始まった第2次インティファーダの中心地の一つで、旧市街には武装勢力「ライオンの巣」の戦闘員のポスターであふれています。

 

この組織は一昨年7月に旧市街の若者を中心に創設されました。約50人のメンバーは昨年夏頃には殺害されるか逮捕され、勢いを失いましたが、イスラエル人の入植者や兵士を次々と襲撃し、戦闘員は「英雄」となり、戦闘員の写真を売る店は中高生に大人気なのです。

 

 イスラエル軍による掃討は日々続き、17日には3人が殺害されており、旧市街に住む商店主ハッサン・フセインさん(70)は「若者たちはイスラエルの占領に抵抗するために立ち上がった。我々の怒りは沸点に達しており、いつ爆発してもおかしくない」と話すのです。

 

< 米国と西欧の二重基準にはっきりと気付いた各国は、今後、イスラエルとどう付き合っていくのでしょうか?。

日本外交も見られていますね。石油は大丈夫でしょうか?。

 

ところで、裏金問題ですが「疑わしきは罰せず」を皆さん忘れていませんか?。

恐ろしい日本になりそうです?。

マスコミの責任は重大です!。>