東京・羽田空港の滑走路上で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受け、国土交通省は9日、航空の安全確保に向けた5分野の緊急対策を発表しました。

 

管制官から航空機に伝える「ナンバーワン」など離陸順を示す情報について、国内では当面、パイロットから問われた場合に限り伝達するほか、羽田を含む主要7空港に、滑走路への誤進入をレーダーで常時監視する担当者を置きます。

 

 今回の事故では、海保機側が管制の指示を取り違えた可能性や、管制官が指示と異なる海保機の動きを把握できなかったことなどが課題として浮上しており、これらの点を踏まえて緊急対策をまとめたものです。

 

 ①管制や航空事業者の基本動作の徹底 ②管制官による監視強化 ③パイロットの視覚支援や確認徹底 ④滑走路侵入のルール徹底 ⑤関係者間のコミュニケーション強化 。

 

②では、滑走路に誤進入があった際に知らせる管制塔内のモニター画面の監視担当者を7空港に常時配置する。③については、7空港に新千歳空港を加えた8空港で見落としを防ぐために滑走路手前の停止位置標識の塗装を明るくする対応をとるほか、

 

④の「ナンバーワン」「ナンバーツー」など離陸順を示す情報の伝達中止は、国内の全空港で実施する。これらの項目は羽田では8日までに実施・着手が済んでいます。

 

 ほかにも、⑤のコミュニケーション強化として、8空港でパイロットと管制官による緊急会議を1月中旬以後に順次開催し、誤解を招きやすい管制用語の改善点などを検討するしました。

 

また、外部の有識者や航空事業関係者による「事故対策検討委員会」を12日設置され、管制を巡るソフト、ハード両面の改善点について議論し、再発防止策などを取りまとめます。

 

< 私は一つ気になることがあります。それは管制官の方々は、テレビなどのアナウンサー並みの、発音訓練されているのでしょうか?。

東京下町育ちで滑舌の悪い私には気になるのです。>