昨年度1年間に、学校図書館の本を一冊も廃棄しなかった学校の割合が、小学校13.9%、中学校22.3%、高校37.3%に上ることが、全国学校図書館協議会の学校図書館調査でわかりました。

 

本を使った探究的な学習の場として学校図書館の重要性はましており、専門家は「古い本を処分して学習に必要な最新の本をそろえるなど、新陳代謝を進めることが大切だ」と指摘します。

 

 調査は昨年6月同協議会が実施し、全国の小中高校591校から回答を得ました。

 

 政府は昨年度から第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」をスタートさせ、古い本を廃棄、更新する予算として第5次より25億円増の計800億円を地方交付税交付金で自治体に財政措置しています。

 

 本を処分するための「廃棄基準」の策定も求めています。

 

調査で、図書を廃棄しない理由(複数回答)を尋ねたところ、「廃棄したいが時間と人手がない」が小学校31.0%、中学校47.5%、高校36.6%、でそれぞれ最も多く、「廃棄すると蔵書が不足」は小学校26.2%、中学校22.5%、高校9.8%でした。

 

また、成文化した廃棄基準がない学校は小学校56.3%、中学校55.3%、高校52.7%で、いずれも半数を超えたほか、教員の多忙化と学校司書が十分に配置されていない影響で、廃棄やその基準作りが進んでいない実態が浮かんできました。

 

 同協議会の磯部延之調査部長は、図書購入費が増えない背景について、「学校現場が本の廃棄を進められないため、新しい本が必要という声を上げられないことも一因」と指摘し、

 

さらに「古い本が並ぶ図書館は、子どもにとって魅力がなく、必要な新しい知識が得られない可能性もある」と話されているのです。

 

< 学校長が率先して、その学校図書館の充実を考え行動すれば、自ずと児童生徒にとって魅力のある図書館になると思えますが。

 

 ところで政治問題でいつも思うのですが、どのマスコミもメディアも、選ばれた議員をやり玉にあげ、つるし上げますが、選んだ国民を怒りもしなければ反省も求めていません。これ、おかしくありませんか!!。>