私は政治的にはいつも少数派でした。
誤解があってはいけませんので先に記しますが所謂保守派ですから、日本全体から考えれば多数派に属します。
初めは中学3年の時のホームルーム時間に担任の先生が、再軍備についてどう考えるか生徒に意見を求めたのです。
私は自分の家族が殺されるのを黙って見てはいられない、武器を持って戦うので自衛の為の再軍備は必要ですと述べましたが、53名のクラスメイトの中でさんせいは2名、50対3でした。
攻め込まれ無い様に平和外交をすべきと云う意見が多数だったのです。
私はそれは当たり前の事、万が一攻められた時の事を考えればと言いましたが、賛同者は増えなかったです。
次は高校生の時の安保闘争です。
この時はそれこそ50数名いたクラスメイトの中で私の賛成意見に賛同した方が居られたと云う記憶がありません。
占領中が続いている様な片務的安保条約を改定するのに、何故死者を出す様な激しい反対運動をしたのか、今でも時の指導者にお聞きしたいです。
次が例のベトナム戦争です。
この時も殆んど浮いていましたが、自分の方からも4、5人にまとめて論争を仕掛けた記憶が有ります。
許せなかったのです。
私は今でも、時の政府から権力を奪うため武力によって攻撃する事には反対ですし、ましては一つの民族だからと言ってその併合の為に他国を武力攻撃する事など、とても賛成出来ません。
この様に私は少数派でしたが、今でも間違っていたとは思っていません。