私が無神論者になった一番大きな理由は、無数にある宗教・宗派それ自体です。
私の家は日蓮宗ですが、元々は浄土宗だったのです。それは父方のお爺さんの家が浄土宗、お婆さんの家が日蓮宗なのですが、結婚してお婆さんの家の日蓮宗になったのです。
私は当時の長男です、家の宗派には興味がありました
宗教とは信じる事です。信じる事、尊敬とはちがいます。疑いを絶対持たない事なのです。
それがいとも簡単に変えられるとは実に不思議で、考え始めたのです。
私は宗教が生まれたのは、人間が死を考える事が出来るからだと思っていますし、世界中にそれぞれ信じられてる宗教・宗派は無数にあるのも、それぞれの住んでいる地域が異なる事や、聖書や仏典などの書き間違えや、解釈の時代ごとの変遷などがあったからだと思っています。
当たり前ですが私には全ての宗教・宗派の教えを知る事はできません。だからこれが絶対正しく信じて良い宗教・宗派なのだと、言いきれる訳がないのです。
だからと言って、宗教が必要ないとは思っていない事はこの前もブログに書きましたが、人類にとっては必要なのです。宗教により精神の安定と心の安らぎを得た方々が、人類の大半なのですから。
私は多くの宗教に携わる方々を尊敬していますし、神社仏閣では尊敬の意を含め頭を下げ手も合わせます。