国際オリンピック委員会(IOC)理事会は3月26日、五輪やユース五輪など管轄する大会について、女子競技への参加を「生物学的女性」に限定し、遺伝子による性別検査を導入することを決定しました。
カースティ・コベントリー I O C 会長は
「私はこれが機微に触れる問題だと承知している。でも科学的知見は、男性染色体が筋力、瞬発力、持久力に関わる競技で明らかな利点を与えることを示している。五輪では僅差が勝利と敗北を分ける。だから生物学的男性が女子競技で競うのは公平でない」と、決定の理由を説明されています。
I O C は経緯説明で、近年の医科学の知見の変化を述べています。
男性であることがトップ競技でもたらす影響について
「走る、泳ぐ協議で10~12%、投てき、跳躍系の競技で20%強、殴打や持ち上げ(ボクシングや重量挙げ)では100%以上」の優位性があると明記。
また、トランスジェンダー選手が投薬で男性ホルモンレベルをさげても、骨格筋等の発育が異なるため、利点はのこることなどを指摘しています。
知見を踏まえた競技現場の動きも後押しをしました。
世界陸連や世界水連は近年、D S D 選手やトランスジェンダー選手らの女子競技参加を事実上制約する規定を設けました。
世界陸連は25年の東京世界陸上で、S R Y 遺伝子検査を初導入したのです。
〈 D S D 選手やトランスジェンダー選手らが男子競技に参加することは出来るのではと考えてしまいますが、ご本人が拒否するでしょうね。難しい問題です。〉