夏休みあけにやっと大学病院に診察にいける。
ほっとしました。
けれどまだ夏休みはつづきます。毎日ほぼ、飲まず食わずの娘をなんとかカロリー消費しない状態にしたい。
体重は毎日、200〜500グラムづつ減っていきます。さすがにお医者様に運動は絶対禁止されていたので部活や習い事はお休みしたものの、過活動がひどいので家に閉じ込めると、うつ状態が激しくなり、毎日泣いて、頭を打ちつけます。いたたまれなくなり、室内の大型施設や、ドライブに、「1時間だけだよ」とつれて行ったり、していました。
このころ、娘には様々な異変がおきました。
朝起きると目の前が真っ暗で、起き上がれないといいます。多分、貧血をおこしていたのだと思います。
背中にびっしり毛がはえてきました。肌の色も浅黒くなってきました。
寒い寒いと、さむがり、真夏なのに、長袖をきていました。
うつ状態になり、突然、泣き出しました。どんよりした状態で、座り込んだり、頻繁に発作のように落ち込んだ気分になるようで「死にたい」「生まれてきたくなかった」と言っていました。
笑顔を見せることはなく、集中力がいるような、本をよんだり、勉強したり、絵を描いたりはできなくなり、無理にさせると泣き出しました。
過活動がひどく、家の中でも、行ったり来たり常に動き回り、マンションの廊下も走り回っていました。
じっとしていることが、寝ているときしかできないようでした。
そんな娘にどう接すればよいのか、家族も戸惑い、家族間もギクシャクとしていました。
夏休み後半になったころ、私は入院を意識しだしました。
もう、娘も私も家族も限界でした。