のちに聞いたのですが、娘はやはり、体重を気にして意識的に減らしていたのですが、四年生の四月の身体測定で、自分の体重がちょうど平均値になったことを知りました。
娘の小学校では、身長、体重とローレル指数が書かれたプリントが渡されるのですが、ローレル指数がちょうど0%になったのです(ー20%〜20%は標準とされています。娘はずっと8%〜12%でした。それがイヤで0%を目指していたようです)
目標を達成して「普通に食べようとおもったんだけど、食べれなかった…」
摂食脳になってしまったのです。
娘は過活動がひどく、頻繁に襲ってくる、不安と毎日戦っていて、動いていない時はなくなってきました。
学校のある日はまだ、落ち着いていられるようですが(学校はヒマな時がないから、と言ってました)土日は朝、早くから出かけたがりましたし、出かけないと、怒ったり、泣いたり、大変なことになります。
また、室内の映画や買い物などはダメでアスレチックや公園など走り回れるとこでないと機嫌が悪くなりました。
移動の時も走って行ってしまい、私や主人が後からついていくと、100メートル走っては戻ってきて、の繰り返し。一緒に並んで歩くことができなくなりました。
私たち夫婦も土日のたびのお出かけで、それもアウトドアばかりでヘトヘトになりなり、たまには家でゆっくりしよういうと、泣き叫ぶ娘を「ワガママばかりいわないで!」と叱りつけたりもしました。
この時、娘はどんなに辛くても、不安な気持ちが膨れ上がってしまうこと、私たち親に打ち明けることはしませんでした。
給食を減らしていることも隠していました。
食事が食べれないようになってきたこと、話してくれませんでした。
できなかったのです。
私たち親はいつも娘が聞き分けがいいことを良いことに、娘が「本当はこうしたい」とおもっていても、自分たちの都合を優先して、娘の気持ちを無視し続けていたからです。
忙しいから…。面倒だから…。
そんな理由で。
上から目線でこうしなさい、ああしなさいと命令ばかりの親でした。
娘の本当の姿を気持ちを注意深く見ること。娘のありのままを受け入れること。
皮肉にも娘が病気になって、初めて、気づくことができたのです。