今日で右膝の前十字靭帯再建の手術からちょうど1年です。
2019年1月 左膝前十字靭帯断裂。
2020年8月 右膝前十字靱帯断裂。
この2回目の右膝の怪我
そうは思いたくないけど
"自分で引き寄せてしまった怪我"
そんな気がしています。
1回目の怪我はとにかくネガティブなイメージで溢れていました。
まずは左膝を怪我したとき。
膝がはずれたかと思うほど捻られ、ごりごりっという音がして、この世の終わりかと思うほどの痛み。
今でもあの感覚は忘れてはいません。
そして1回目の手術。
硬膜に穴が空いて、手術直後は麻酔の影響が強く出て意識は朦朧、心拍数も血圧も安定しませんでした。
とりあえず落ち着いたと思ったら、後日髄液が漏れた影響で激しい頭痛に苦しむことに。
入院中、毎日様子を見に来てくれた主治医の先生。
今思えば心配してかけてくれた言葉だったかもしれないけど、よくなる未来が見えていないわたしにはとてもつらく感じることも。
今では控えめに言って大好きな主治医の先生ですが、当時は不信感いっぱいでした。
リハビリも理学療法士さんにはとても良くしてもらいましたが、膝前面の痛みが強く、結局術後1年くらいは痛みに苦しむことに…
術後7ヶ月で復帰しましたが、怪我したときのネガティブな印象が鮮明に残っており、また膝を捻るのではないかという恐怖感はなかなか頭を離れませんでした。
加えて同じ怪我して手術にでもなったら、もう耐えられたもんじゃないなんて考えたり。
そんな気持ちでやっていたからか調子は全然上がらず。
抜釘手術からわずか半年でまさかの逆足を怪我。
あぁ、もう無理だ…
怪我した直後はそう思いました。
でも結果的には
1回目の怪我のネガティブやイメージをポジティブなイメージに塗り替えられた感じです。
2回目の怪我は、生きがいのいつも行ってる個サルででした。
このときもとても痛かったですが、まわりの方にとてもよくしてもらいました。
「きっと大丈夫だよ」と声かけていただいたり
家まで車で送ってくれたり
次の日、早く病院で診てもらえるように診察券を朝から出しに行ってくれたり
アイシング用の氷や病院に行く前に食べるようにとカステラ買ってきてくれたり
「助けて」なんて一言も言ってないのにみんなが手を貸してくれました。
あまりに親切にされて、怪我したショックよりもむしろ幸せすら感じました。
そして手術。
術後、体が動かなくなったけれど、先生がすぐに来てくれて、安心させてくれるような声をたくさんかけてくれたし、その後の入院中も「頭痛くなってない?」とずっとフォローしてくれました。
先生、絶対見捨てないで診てくれる
そう思えました。
術後のリハビリも1回目より痛みが少なかったし、リハビリの先生も優しく、わたしの希望を大切にしてくれました。
居心地のよくなかったフットサルチームも辞めて、自分が本当にやりたい環境でだけフットサル・サッカーをやることに。
そんなこんなで術後6ヶ月で復帰。
怪我してから復帰まで心が温かくなるようなたくさんの思い出はありますが、怪我にも手術にもネガティブなイメージや恐怖心は全くありません。
たいしたことなかったし、むしろ楽しかった。
こう思えるのは、先生や看護師さん、理学療法士さん、友達にとてもよくしてもらったからだと思います。
わたしは怪我する前は
助けてもらうのは申し訳ないし
自分でなんとかするから助けなんていらない
そんなふうに思っていました。
でもその分、人を助けたいとか手を貸したいという思いも希薄だった気がします
怪我を通して、たくさん親切にしてもらって
助けてもらっていいんだ
そう思えました。
助けてもらうところはありがたく助けてもらう
そして自分も困っている人がいたら
あたりまえに手を貸す
助け合うことの大切さを身をもって痛感しました。
復帰直後はさすがにゲームに慣れてなくて、体力的にきつかったけれど、今は調子もいいし、1回目の復帰後よりたくさん得点してる気がします。
何より同じ怪我する気がしない。
全然怖くない。
とてもいいマインドを手に入れたと思います
絶対、同じ怪我しないか
そんなことはわからないですが
少なくとも自分では引き寄せない気がします。
なんか精神論みたいだけど
怪我しないマインドって
意外と大事な気がします。
術後1年が経ち、不具合もなく、今では怪我したことすら忘れかけています。
あまり怪我したってことにいつまでもとらわれているのも嫌なので、楽しかった思い出だけを大切に心に残して、怪我した事実はもう忘れてもいいかな
たくさん甘えさせてもらったので
今度はわたしが与える番です