だいぶ暖かくなってきましたね。
それとともに湿度が高い日が増えた気がします。
私たちは自分の周りに目を向けているときには
あまり自分のことを気にしていません。
例えば、
誰かを評価しているとき
初夏の景色を楽しんでいるとき
ゲームをしているとき
一方で
自分自身に意識を向けると色々な不安やできていないことが目に付きます。
注意を向けていないときには問題にすらならなかったことが問題になってくるのです。
そして、
ひとたび自分自身の評価やあり方を気にしてしまうとどんどん深みにはまります。
それを
神話学者のジョセフキャンベル氏は孤児にたとえます。
身寄りがない、助けがない、力がない象徴として。
孤児が出口を見つける簡単な方法は
人に尽くすことです。
ボランティアや宗教家などが一生懸命に無私の心で人に奉仕している。
そんな時には自分の姿、自分の評価などはあまり気にならないものです。
自分の評価が気になるときには自意識が過剰になっています。
人を助けること。植物を育てること。ペットを愛すること。部屋を掃除すること。
こうすることで
自分への意識が薄れ、苦しい気持ちが解放されます。
人のためと思っていても、
それはめぐりめぐって自分のためなのです。
心理カウンセラー 椎名雄一