片づけを始める前、上の子は
「あたしの将来、
どうしてくれるのよ」
と言わんばかりに
不登校の弟に対していつも不機嫌でした
弟が学校へ行かないことで
自分の生活や将来にも何か影響があるように
感じていたのかもしれません
けれど、家を片づけて
家族が快適に過ごせる空間をつくっていくと
「うちの弟、不登校なの~」
以前は、不登校のことを
「学校へ行かないのはダメなこと」
のように感じていたのが
「長い人生
そんなときもあるよね」
くらいに
受け止められるようになっていたようです
私は、この変化には
片づけも大きく関係していたと思っています
もちろん、家を片づければ
不登校が解決するということではありません
でも、家の中の空気が変わると
家族の気持ちや関わり方も
少しずつ変わっていくのです
子どもって、本当はとても優しいもの
私が暗い顔をしていると
「お母さんがつらそうなのは、弟のせいだ」
と感じて
弟にきつく当たってしまうのだと思うことがありました
けれど、家の中を整えていくうちに、
私が暮らしの中で「嫌だな」と感じることが減り
少しずつ穏やかに過ごせるようになりました
学校へ行っている子がみんな幸せで
みんな仲良しというわけではないでしょう
反対に、今は学校へ行けていなくても
この先ずっと何もできないと決まったわけでもありません
「大人になっても働かない人になるかも」
そんな不安が浮かぶ日もありました
でも、それは今は考えなくてもいい
未来の心配
外で働いていなくても
家事をしながら
家族を支えてくれる人になるかもしれない
家から出ることが少なくても
生きるためのお金を稼ぐことができる何かを
しようとできる人になっているかもしれない
ライバーとして活動しているかもしれないし
デイトレーダーになっているかもしれないし
ほかのオンラインでできる仕事を
見つけているかもしれません
これからどんな生き方を選ぶとしても
まず必要なのは「元気」
体と心の健康
そして
「世の中は、そんなに悪くない」
「外の世界は、怖いことばかりではない」
と思える、社会への信頼感
家の中の空気がいつも張りつめていたら
これからの人生に必要な力を育むことも
難しくなってしまうと思うのです
だから私は
家を安心して休める
そして元気をためることのできる
「心の充電基地」にしたいと思っています
心を充電基地にする片づけは
ただ物を捨てたり
収納したりすることではありません
自分や家族が
本当はどんな暮らしをしたいのかを
考えて実現に向かっていくことなのです
本当は、ふわふわのタオルで顔を拭きたいのに
「まだ使えるから、もったいない」
と、古びたタオルを使い続けている
本当は、ジューサーでスムージーを作るような
暮らしをしてみたいのに
「出すのもしまうのも、めんどくさい」
と諦めている
では、その「めんどくさい」は
どこから来ているのでしょう
出したりしまったりすること?
洗うこと?
自分のためだけに作ること?
何を手放して
何を大切にするの?
片づけが進まないのは
自分の本当の気持ちに気づかないふりをして
「もったいない」
「めんどくさい」
という言葉で、自分の望みを
後回しにしているからかもしれません
私自身、ひとりで片づけをしていたので
自分のほんとうの気持ちを深堀し
暮らしを変えるまでに時間がかかりました
だからこそ今は
片づけを通して
その人が本当に望んでいる暮らしを
一緒に見つけていきたいと思っています
暮らしが変われば気持ちが変わる
夏休み
普段よりも家族が家にいる時間が増え
顔を合わせる時間も長くなります
子どもを変えずに家から変える
家は心の充電基地
物は家族の応援団
この夏は
家族ともっと仲良く過ごすために
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