今日は、気分を変えて、私の好きな2時間ドラマの事でも書いてみたい。

大体がサスペンスドラマだ。昔は「火曜サスペンス劇場」が好きだったんだけど、

終わってしまった。今は、土曜ワイド劇場かなあ。


楽しみ方はいろいろある。もちろん、感動して見ている時もあるが、

偏屈な私は大体、今日はそう来たか、という感じで見る。

おそらく、同じサスペンス好きの人となら、一晩でも語り明かせるだろう。


お決まりの告白タイムにいくまでに、様々なパターンがある。

例えば、かなり復讐劇が多い。

家族や恋人が、何年か前に、何らかの理由で、亡くなっている。

犯人は、その真相に裏がある事をを知り、復讐を始める。

引き逃げ、医療ミス、など理由は様々だ。

一人か二人、殺した時点で、フリーのルポライターが真相を知り、

「いい金づるが見つかったよ」と愛人のホステスなどに打ち明けた後に、

犯人に殺害される。

その殺され方も間が抜けていて、わざわざ、人気のない境内などで、

金を受け取り、「また頼むよ」などと言って、犯人に階段から突き落とされたりする。

ある種、2時間ドラマの時間稼ぎだろう。


そして、その犯行を追う刑事、探偵、弁護士、これも、いろんなシリーズがある。

意外と簡単に犯人がわかりそうなのに、犯人の名前が、両親の離婚などで変わっていて、

「そうだったのか」というパターンが多い。

後は、アリバイ崩しとトリックがポイントだ。これが、脚本家や作家の

見せ場だ。

やがて、

決定的な証拠を掴むが、既に犯人は、最後の一人を殺害するため、

相手をどこかの海岸などに連れ出して、殺そうとしている。

「あいつは何処だ」。刑事は焦りながらも、「そうだ、あの・・ちゃんとの思い出の海岸しかない」

と決め付けて、そこに家族の誰かと共に向かうと、

不思議な事に、その想像は全て当たっていて、今にも犯行に及ぼうとしている。


そこからが主役の腕の見せ所。

「そんな事をして、死んだ・・ちゃんが喜ぶと思うか」

「これ以上、犯行を重ねるな」

「生きて罪を償うんだ」とか説得をする。

そして、一緒に来た妹か何かが、

「お兄ちゃん、もう止めて」などと大声をあげる。

崩れ落ちる犯人。

ここからが、告白タイム。

やがて、聞こえてくるパトカーのサイレンの音。


まあ、これは一例だが、時々、こんなのならシナリオ作家になれないかな、

と思う作品もあるが、実際、自分で書くと容易なことではないのだろう。

原作のある作品も多い。

まあ、これ以上、書き続けるときりがないので、また、続きを書きたい。