どうも、最近、よく眠れない。今日も、暑さでむせる。

おそらく、東北の避難所も大変だろう。


時々、思う。人生は、答えのない正解を探し回るゲームのようなものだ。

もっと、いえば、戦場と言った方がいいのかもしれない。

自由競争の資本主義社会は、日本人皆が選んだ競争社会。

極端な言い方をすれば、年間3万人を超す自殺者も、

皆で作り上げた納得ずくの数字という事になる。

それが、小泉・竹中路線で、国民の総意のような形になった。

5月の自殺率は、大震災の影響で

前年比2割増しだったらしいが。


弱い立場の人間は、ドンドン、淘汰されていく。

強い人間だけが生き残ればいいという発想。

受験、就職、結婚、出世。

みんな、競争。


勝ち残った人間は、その先に何を見ているのだろうか?

海外を華々しく飛び回る生活なのか。

高級官僚になって、天下りで、甘い汁を吸うことなのか。

あるいは、実業家になって、大成功することか。


しかし、その影には必ず敗者もいる。

競争原理についていけない人間もいる。


それでも、競争社会に打ち勝った人間が築き上げた社会が、

真っ当なものなら、納得も出来るかもしれない。

しかし、現実は借金漬けで崩壊寸前の日本社会。


今回の大地震がなくても、借金800兆円を越す経済は危ないといわれていた。

国民年金も支払わない、あるいは、支払えない人が4割。

生活保護は、戦後の混乱期と同じだという。


この状況でも、大きな怒りの声が、日本各地で起こっているとは聞かない。

自分の暮す国が沈んでいくのを見て、多くの人はどう思っているのだろう。

国債を出し続けて、一千兆円を越す赤字大国になったらどうするのだろう。


首相が馬鹿でも怒らない。

沈黙の国日本。

もう、遅くて手遅れかもしれないが、社会のあり方、価値観を変えていかないと、

とんでもない社会になりそうな予感がする。