先日の、韓国人タレントの自殺の報道について書いた。

もっと、調べると、その原因の多くは、掲示板への

心ない書き込みだという。

こういう報道を聞くと「俺は、有名人でなくて良かったな」と思う。

まあ、日本で言えば、2チャンネルへの悪質なデマだろう。

自分で、誹謗中傷をする事はないが、センセーショナルなネタが起きると

ついつい、怖いもの見たさで見てしまう。

これも、私の中に潜む、悪の要素のようなものかもしれない。

先日、ある女性タレントが、家族への言われない中傷を理由に、2チャンネルへの

開示請求をして、認められたという。

ある意味、当然の事だ。自分のしたことに対して、何か言われるのは、芸能界にいる人に

とっては、覚悟のうえだろう。

しかし、家族となると話は別だ。

最近は、家族同士の殺伐とした事件も多いが、普通は家族の名誉も守りたいと思うのが、

一般人であっても、常識的な感覚だ。

 それにしても、2チャンネルは酷い。

誹謗中傷の嵐。よくここまで卑劣に・・・と思ったりするのもある。

書き込む人も、今度のタレントさんの訴えも考えて、

完全な匿名と思い込まないほうがいいのではないだろうか。

 自分は、攻撃の受けない立場にいて、、相手の家族事情も人柄もよくわからない人の、

名誉を毀損するような事を書き込む。

これに、良心の呵責を感じることはないのだろうか?

しかし、一方で、善になりきれない自分もいる。

怖いのも見たさで、時々、それを見ている自分。

私の中の、ドロドロとした部分。

どこかで、人の不幸を見て、自業自得だと笑っている自分。

情けないと思いながらも、じゃあ、全身全霊で、善のかたまりなんて

人間が、この世に存在するものだろうか、と一方で思う。

外の天気に、晴れや曇や、時には土砂降りの雨があるように、

人の心も揺れ動いている。

こころが荒れる日もある。

やはり、自分で自分をコントロールしながら、こころのバランスを取り、

何が善で何が悪か、日ごろから最低限のモラルの尺度を、

自分の中に作っておくことが、大切なのかもしれない。