***初恋*** 6話 | ふたばの「嵐小説」

***初恋*** 6話




相葉side


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「それじゃ、さよなら」


『ちょ、待って!』




なんだか、今はニノを一人にしちゃいけないと思った。




『俺、すぐに課題とって戻ってくるから、

 

 ここで待ってて?

 

 こんな夜に一人で歩いてちゃ危ないし・・・

 

 男の子だけど、

  

 あ、危ないし・・・

 

 俺送るから。』


「大丈夫ですよ?俺、電車ですし。」


『じゃあ駅まで送るから!

 

 いい!?俺すぐ戻ってくるから絶対そこにいてよ!!!』




俺は教室までダッシュした。



急いで教室の鍵をあけ、


課題をとって教室を飛び出した。


来た道をダッシュで戻る。


さっきまでいた場所につくと、


ニノが座っていた。


どこか遠くを見つめ、


何か悩み事があるような・・・


とにかく切ない顔をしていた。