今月は山本周五郎の生誕100周年だそうです。先日、忍城でのエピソードをもとにして山本周五郎が書いた短編小説「笄堀」(こうがいぼり)の記事が、新聞に載っていました。
忍城攻略に押し寄せたのは石田三成が率いる大軍三万。その時、忍城の城主は小田原城へ向かっていて不在。圧倒的な劣勢にもかかわらず、微動だにしなかった忍城。なぜ、守り抜けたのか。
作者の山本周五郎は、城主の妻である真名女(まなじょ)に光をあてて、その卓越したリーダーシップを紹介しています。彼女は心に誓います。「十のもので百のたたかいをするちからは自分にはない」「けれども十のものを十だけにたたかいきることはできそうだ」自分に十の力があるならばそれを出し切ろうというのです。
まず、腹を決める。その強き一念が、自分の力を十全に発揮させることを教えているように思いました。
また、この小説をもとに、かつて歴史劇を上演したことが懐かしく思い出されました。









