教え子の成人式に行って来ました。第二部で私も次のような挨拶をしました。「教育の仕事は苦労も多いが、教え子の活躍が何よりの喜びであり希望です。ルイ・アラゴンの言葉“学ぶことは心に誠実を刻むこと 教えることは共に希望を語ること”の通り、教育は未来創造に繋がると信じています。お祝いに一首贈ります。“晴れやかに成人したる教え子らを祝うがごとき今日の青空”」終了後、教え子たちと歓談したり、記念撮影したりと、素晴らしい一日となりました。


帰宅し、識者の言葉を思い出しました。「人は友を、家族を、自分に連なるすべての人びとを励ますために、生を受けているのだ。いかなる苦境にあろうが、病床にあろうが、体が動けなくなろうが、生命のある限り、人を励まし使命を果たし抜くのだ。そこには、人間としての、能動性、主体性がある。その時、生命は、美しき太陽の輝きを放ちゆくのだ。それが、“生きる”ということなのだ」


「のぼうの城」で有名になった忍城水攻めの際に石田三成が登ったといわれる丸墓山の頂上から、行田市内を一望しました。
勇気と希望をもって挑戦の一年にしていきたいと思います。




毎日新聞に、いわき市の教育の取組が綴られていました。こうした取組を「創造的復興教育」と名付け、東北から未来型の教育モデルを作りだそうとの熱い情熱が伝わってきました。必死の心が生んだ現場からの智恵が、創造的な活動に発展していったことに共感を持てました。
また、この記事を読み、次のような識者の言葉が胸に迫ってきました。
歴史家アーノルド・トインビー博士は、「挑戦と応戦」という法則を強調されていた。
「文明というものは、つぎつぎに間断なく襲いきたる挑戦に対応することに成功することによって誕生し、成長するものである」
人類にとって、こうした苦難との戦いは今後も止むことはあるまい。未曾有の甚大な被害をもたらした大震災に対し、私たちはいかにそこから立ち上がり、「応戦」していくか。試練が大きいからこそ、一つ一つの課題に真摯に粘り強く立ち向かう中で、創造的な人間の英知と前進の軌跡を、後世に示し残せるはずだ。



前進ランド21世紀ブログ


印象派の作品展を鑑賞してきました。印象派の画家たちが活躍した19世紀後半は、水辺が生活に潤いをもたらす場所としてクローズアップされた時代だったそうです。パリ近郊のセーヌ川沿いのどかな風景が安らぎを与えてくれました。



前進ランド21世紀ブログ-k

家族で八王子にある母校の大学祭に行き、二女の所属している留学経験者のサークル展示を見てきました。「大学は大学に行けなかった人のためにある」と言った識者がいますが、グローバル化の現代は、学べる身の境遇に感謝し、世界市民として社会貢献できる人材を目指していくことが学生の使命かなと思いました。
前進ランド21世紀ブログ

前進ランド21世紀ブログ


黄金の実りの秋を迎えました。私たちの命を支えてくれている稲は、春の田植えから秋の収穫までに一粒の籾(もみ)が、一説には千粒にも、二千粒にも増えると言われています。小さな命に秘められた大きな潜在力を発見し、発揮させていく偉大な農業の営みはそのまま人間教育にも通じると指摘する識者がいます。 なぜなら、教育もまさしく、人間の生命という「心田(しんでん)」に種を植え、水を注ぎ、滋養を送り大切に育て上げていく、地道な忍耐強い労作業だからという理由です。苦労が多い分だけ、実りの喜びが大きいのも農業と教育の一致点だと思いました。

創価大学で行われた教育フォーラム「教職大学院の学びをどう生かすかー教員の修士レベル化に向けてー」に行ってきました。文部科学省教員養成企画室長と兵庫教育大学学長・日本教職大学院協会会長が講演され、教育委員会や学校との連携・協働による教育力の向上、実践的学習の重要性などを指摘されました。その後、3人の教職大学院修了生による報告がありました。日本の教育も理想と現実の乖離という問題から逃れられないでいますが、教職大学院への期待と課題が見え、示唆に富むものでした。




前進ランド21世紀ブログ

奥多摩湖(小河内貯水池)に行ってきました。ここは、昭和32年に小河内ダムが完成し、東京都の貴重な水源になっています。江戸時代には「入会権」が与えられ、山林の管理ができていましたが、明治に入るとそれが消滅し、盗材、乱伐が横行し、ハゲ山になってしまいました。
この奥多摩を東京の水道水源林にすべく私財を投じて8年がかりで植栽した人物こそ、埼玉県(旧菖蒲町)が生んだ偉人・日本初の林学者である本多静六博士です。湖の前に佇み博士の功績を偲びました。




前進ランド21世紀ブログ


前進ランド21世紀ブログ

創価大学で行われた夏季大学講座を受講してきました。各地から向学心に燃えた方々が集っていました。

生涯教育(生涯学習)の理念を提唱した人物として有名なポール・ラングランは、学ぶ目的について「何が真実(正義)であり、何が真実(正義)でないかを見極めることにある」と、述べています。

近年は、活力ある生涯学習社会の構築が求められています。

「夜回り先生」として知られる水谷修先生の記事が、新聞に載っていました。水谷先生とは、7年前に勤務校での講演会でお会いしましました。記事の中で「教育の目的を“国の発展に寄与する人材の輩出”と捉えているところに大きな誤りがある」と語っていました。思えば、戦前は国家のための教育、戦後は経済のための教育を志向してきた。人間を一切の原点とし目的とした人間教育が求められているのではないか。「教育とは子どもの善性を信じ育む聖業である」との言葉を噛みしめたいと思いました。




前進ランド21世紀ブログ