本試験後はそれぞれ手応えや、置かれた状況が異なるので一概に何をするのが良いとは言えませんが、個人的に、ここ3年ほど、受験生を見てきて感じたことを書きます。
まず、本試験の手応えは大きく分けて
①合格の確信がある
②おそらく受かったけどそこまで自信はない。
③おそらく落ちたけどもしかしたらという思いがある。
④どう考えても落ちた(択一がひどい点数、途中答案ばかり等)
に分けられると思います。
まず④の人はなるべく早く受験勉強に戻りましょう。
③の人で勉強に集中できる人も受験勉強に戻るのが一番です。
次に①②③の人には予備校等でバイトすることをオススメします。
①の人は勘違いでなければほぼ受かりますし、②③の人は何か中途半端な気持ちのまま発表まで行きがちなので、これまで通りの勉強に専念することは出来ません。
これまで受験生を見てきて①②③の人は発表までほとんど勉強しません。
そこで、予備校でのバイトをオススメします。予備校でのバイトは勉強をしなくても必然的に司法試験に関わる仕事なので仮に落ちてもブランクは小さく、すんなり受験勉強に戻れます。
予備校でバイトするメリットは、それだけではなく、合格した場合、修習前に同期の友達ができ情報交換ができる。
仮に落ちた場合、合格者スタッフが多数いる(L校はスタッフ合格率60~70%)のでアドバイスがタダで聞ける、その他スタッフ割引で答練を受けられる等メリットがあります。
試作段階の問題をモニターとして答案を書くこともあるので、お金をもらいつつ答練をうけるような状況になることもあります。
予備校はIでもLでもTでもWでも好きなところで良いと思いますが。
なお、①②の人で、万が一落ちた場合と修習に役立つ勉強を何かしたいと思う方は、まず民法、刑法の実体法と要件事実をお勧めします。あとは、民訴、刑訴の手続的な部分も修習に役立つでしょう。公法は全く要りません(笑)
修習では司法試験科目では民法を圧倒的に使います。
落ちたとしても公法の優先度は低いので落ちることが確定するまでは公法は無視でいいでしょう。
①の人は民事執行保全や倒産法(倒産選択者は不要)の勉強をするのもいいと思います。
ちなみに、私は修習が始まるまで(始まってからも笑)何も勉強はせず、予備校で働いただけでした。
なお、これは私個人の考えであり、人によっては合格の確信があれば海外旅行へ行ったり、
落ちた可能性がある限りすぐに受験勉強に戻ったり色々なので、
あくまで私個人の意見であることをご了承知おき下さい。
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