1986年、マット・ラムーア(vo)が加入するが、高音が出せずカヴァー曲しか演奏できなかったためすぐに脱退。
同年、リック・ミシアシン(vo)が加入するが、メンバーと合わずにすぐ脱退。
同年、デヴィッド・ピーコック(vo)が加入。新作の制作も行っていたが、バンドが求めるタイプでなかったため解雇した。
同年、元メンバーのドニー・ハート(vo)が一時的に呼び戻される。
同年、フィル・アンセルモ(vo)が加入。
1988年、4th「Power Metal」を発表。

今作ではこれまでのメタル然としたスタイルにスラッシュメタルの要素をブレンドしたような音楽性に変化。まだキャッチーな部分は残っているが、新加入のアンセルモのヴォーカルは、ロブ・ハルフォードのようなハイトーンを多用し、ハードでワイルドな雰囲気を感じさせている。この変化は、アンセルモがメタリカやメガデス、アンスラックスのようなスラッシュメタルをメンバーに聴かせ、これまでのスタイルを再考させるきっかけを与えたことも影響されているようだ。
バンドはその後、よりヘヴィなイメージに変化するため、これまでインディーズからリリースした4作を公表しなくなった。
(5)につづく
アルバム
4 Power Metal (1988) ★★★
メンバー
第3期 1986
マット・ラムーア(vo)、ダイアモンド・ダレル(g)、
レックス・ロッカー(b)、ヴィニー・ポール(ds)
第4期 1986
リック・ミシアシン(vo)、ダイアモンド・ダレル(g)、
レックス・ロッカー(b)、ヴィニー・ポール(ds)
第5期 1986
ドニー・ハート(vo)、ダイアモンド・ダレル(g)、
レックス・ロッカー(b)、ヴィニー・ポール(ds)
第6期 1986-2003
フィル・アンセルモ(vo)、ダイアモンド・ダレル(g)、
レックス・ロッカー(b)、ヴィニー・ポール(ds)