ヴィニー・ムーア(8)/ レッド・ゾーン・ライダー | ヒロエモンのハッソーハッソー

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(7)のつづき

2014年、ジョン・ノーラムのソロやマイケル・シェンカー・グループで歌っていたケリー・キーリング(vo,b.org)やスコット・クーガン(ds)とレッド・ゾーン・ライダーを結成。アルバム「Red Zone Rider」を発表。


ケリーはブルージーな歌唱で定評のあるヴォーカリストで、実力はあるのにどこかパッとしない感があった。そんな彼をフューチャーした作品を作るためにヴィニーが呼ばれたようだ。ヴィニーは何でもこなせるとはいえ、ブルースロックはこれまでのソロでもここまで濃いのはやってなかったはずで、案の定リフはブルース系だがギターソロになると自分のスタイルが顔を覗かせ正直曲の世界と合っていないように感じる。そうした理由もあるが、この作品が今一つなのは熱量が感じられないこと。どことなく突貫で作りました感があって、バンドとしてのまとまりが感じられず、リスナーの感情を揺さぶるはずのブルースロックがスタイルのみとなってしまっていることが残念だ。
アルバムの後にリリースされたシングルは良いと思う。




同年シングル「Day Of The Eagle / Dead Man Walking」をリリース。


(9)につづく

アルバム
10 Red Zone Rider (2014) ★★★<Red Zone Rider>