2005年11月、11thアルバム「Switch」を発表。

8年ぶり、そしてJ.D.フォーチュン加入後初のアルバム。圧倒的な存在感のマイケル・ハッチェンスが亡くなりバンドは迷走状態を続けていたが、ようやく続いてくれそうなヴォーカリストが見つかった。オーディション番組で決まったため、番組を見ていた視聴者は馴染みがあるだろうし、若くイケメンで注目を集める存在なのは間違いない。
制作はアンドリュー・ファリスを中心にプロデューサーのガイ・チャンバース、ギャリー・ピアーズ、J.D.フォーチュンなど様々な人物が関わっている。サウンドはかつての路線を思わせるファンキーな【Devil's Party】や【Perfect Strangers】、メロウで切ない【God's Top Ten】も良いが、まるでU2の【Afterglow】もあり統一感はあまり感じられない。それでもなかなか良い内容のアルバムを出してくれ、過去のヒット曲も含めたライブを行うのだから大歓迎といったところだろう。
ツアーは好評だったが、2007年8月にギャリー・ピアーズの手の手術のためキャンセルとなった。
2009年2月、J.D.フォーチュンが解雇されたという話が伝わる。
2010年2月24日、バンクーバー冬季オリンピックでJ.D.フォーチュンとアルゼンチン人シンガーのデボラ・デ・コラルを迎えて公演を行う。
9月25日、 AFLグランドファイナルで公演。
(14)につづく
アルバム
25 Switch (2005) ★★★★
26 Taste It: The Collection (2006) コンピレーション盤