1985年、ジョン・ライドンはアフリカ・バンバータのバンド、タイムゾーンと「World Destruction」を制作。
1986年1月、5th「Album/Cassette/Compact Disc」を発表。

ビル・ラズウェルのプロデュースのもと、スティーヴ・ヴァイ(g)、坂本龍一、ジンジャー・ベイカー(ds)、マハヴィシュム・オーケストラのジョナス・ヘルボーグ(b)らが参加した5thアルバム。
前年のツアー終了後、ジョン・ライドン1人となり、ラズウェル人脈の名のあるアーティスト達の演奏でアルバムを制作したため、サウンドは素晴らしい。ただこれがPILかというとどうか。
前作で、パンク時代からのファンの大量離脱があったものの、かろうじて残ったファンには、今作のまるで世間に併合したかのようなサウンドは、さらなる踏み絵となっただろう。
ツアーには、スージー・アンド・ザ・バンシーズのジョン・マッギオーク(g)、元ダムドのルー・エドマンズ(g)、アラン・ディアス(b)に元ザ・ポップ・グループのブルース・スミス(ds)のメンバーで活動した。
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アルバム
8 Album(1986) ★★★★
メンバー
第21期 1985
ジョン・ライドン(vo)、マーク・シュルツ(g)、ブレット・ヘルム(b)
ジェビン・ブルニ(key,g)
第22期 1985-1986
ジョン・ライドン(vo)
第23期 1986
ジョン・ライドン(vo)、ケヴィン・アームストロング(g)、ルー・エドマンズ(g,key)
アラン・ディアス(b,key)、ブルース・スミス(ds)
第24期 1986-1988
ジョン・ライドン(vo)、ジョン・マッギオーク(g)、ルー・エドマンズ(g,key)
アラン・ディアス(b,key)、ブルース・スミス(ds)