2019年、1st「Sweet Oblivion」を発表。

プログレメタルの一時代を築いたクイーンズライクの中心人物ジェフ・テイト(vo)は、脱退後、もう一つの同名バンドを立ち上げ法廷闘争に突入。その後、オペレーション・マインドクライムとバンド名を変更し、かつての大人気アルバムの全曲演奏の権利を獲得したものの、オリジナルの楽曲はダークなモダン・ヘヴィネス路線で、ファン離れが進む一方であった。
ここでイタリアのプログレメタルバンドDGMのシモーネ・ムラローニ(g,b)と組み、同じくDGMからエマニュエル・カサーリ(key)、ファビオ・コスタンティーノ(ds)も加えたメンバーでアルバムを制作。恐らく「曲はこっちで作るからあなたはこれを歌ってください」というアプローチで制作したのだろう。多くのファンが求める「あの頃」の躍動感が戻ってきた。ジェフ・テイトの魅力が復活したまさに奇跡の一枚だ。
(2)につづく
アルバム
1 Sweet Oblivion(2019) ★★★★